私の家系は早死にである。
今でも家族の記憶に残る曾おじいちゃん。
宝くじの2等が当たって、家族内では大ニュースになった。
今まで見たこともない親戚が正月には20人くらい集まったり、
集まれば集まっただけ私はお年玉をもらっていた。
(使った記憶はありません。たぶん親が・・)
それまで禁酒していた曾おじいちゃん。
結局家族に何も残さず酒で消えていった大金。
外でも家でも大盤振る舞いの江戸っ子おじいちゃん。
医者に言われたわけでもないだろうに
『俺はガンで死ぬ』『俺はガンで死ぬ』と言い続けたおじいちゃん。
あなたは5年も言い続けていたそうですね。 でも、
そんな私の曾おじいちゃんの死因はアル中でした。
今でも忘れられない葬式のシーン。
小さい私は涙を流すこともなく、周りの人たちが
泣いているのを、ただ見上げていた。
当時、私は3歳。曾おじいちゃんは69歳。
これが私の最初の記憶。