紙一重
辛さと幸せは いちちがい
私はあなたの1番になれない
もう 余計な涙は流したくないのに
溢れる感情に止まることのない
あなたへの想いが辛くて 悲しくて
あと一つ あと一つと言い聞かせている
全て涙が流してくれるなら
あなたの記憶も流れて消えてしまえばいいのに
幻
初めて会った日のこと 覚えていない
どんな会話をして 何を教えてくれたのか
とても 丁寧に 丁寧に 言葉の一つひとつを選ぶように 語ってくれたね
その眼差しも 仕草も 全てが幻だったとは思えなくて
ただ吸い込まれていた いつのまにか 真ん中にいるあなたを もう 嫌いにはなれなかった
たとえ 今消えてしまっても
桜
手を伸ばせば 届きそうなのに
触れて仕舞えば それは一瞬で消えてしまう
シャボン玉を凍らせて
小さな音立て 輝きながら散ってゆく
淡い色に包まれて ただ穏やかに
色づく花びらのように ゆっくりと
満開になった笑顔は 何をみている
季節とともに散りゆく桜のように
きっと わたしのもとを去ってゆく
花びらに触れたくて 手を伸ばす
花びらは指の間を抜けてゆく