今日は、これまで何度も聞かれてきた
「ユングの類型論」
について書いていきます。
「ユングの類型論」とは、
精神科医で心理学者のユングが1921年に発表した、
人の内面的な特性を8つに分類する
世界でもっとも有名な性格分類診断です。
ユング
類型論についてはこちら
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ユングは8つのタイプに分類する方法として、
まずは
内向と外向の2つに分けました
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そして次に、
思考、感情、感覚、直感の4つの心の機能
に分けていきます
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ユング心理学では、人は誰しもこの4つの心理機能を備えているとしますが、
この中でどの働きがもっとも強いかによって、
その人がどのタイプの性格であるかを判断します。
そして、その人にとって最も強い機能を主機能と言い、
その主機能がその人の性格と言われるものになります。
では、8つのタイプを簡単に説明していきます。
外向的思考タイプ・心よりモノ重視型(学者肌タイプ)
物事を冷徹に分析する。
目で確認できる形になっていないと納得できない。
物事にはすべて原理や理屈があるのが当然だと考える。
人の感情も理屈や状況が生み出すものだと思う。
数字の分析や先読みが得意だ。
誰かの個人的な思いに共感するのは難しいほうだ。
内向的思考タイプ・理屈先行型(哲学者肌タイプ)
物事に常に論理と意味を求める。
すべての物事には意味や理由があると思う。
納得のいく理由がないと行動には結びつかない。
活動的に動き回るよりも、思索にふけっていたい。
衣食住にはあまりこだわらない。
つい現実的なことから目をそらしてしまいがちだ。
外向的感情タイプ・ストレート反応型(流行追いかけタイプ)
好き嫌い、快不快の判断が速い。
好みが常にはっきりしている。
いいか、嫌かの判断が速い。
感情表現が豊かで、会話をするのが好き。
親和欲求が高く、誰とでもすぐに仲良くなれる。
世間体が気になりやすい。
気分がコロコロ変わりやすいとよく言われる。
内向的感情タイプ・喜怒哀楽内包型(修行者タイプ)
おとなしいけれど、実は豊かな感情を秘める。
顔には出さないが、好き嫌いがハッキリしているほうだ。
親しくなっ相手からよく「最初の印象と違うね」などとよく言われる。
自分の考えを他人にわかりやすく説明するのは苦手。
「いい人キャラ」に思われているが、こころの中は結構過激。
腹が立ったことをいつまでも忘れない。
外向的感覚タイプ・自己プロデュース型(職人肌タイプ)
自分の感覚を羅針盤にする。
物事を好き嫌いではなく、ありのままに受け止める。
自分なりのこだわりをとても重視する。
ファッション、グルメへの関心が人より高い。
財布の中身は寂しくても、好きな物への投資は惜しまない。
時間に正確で、きっちりとしている。
内向的感覚タイプ・マイワールドオタク型(評論家肌タイプ)
自分の世界で完結する。 人との交流よりも物へのこだわりが強い。 自分の感覚を他人と共有するのは難しいと思う。 「オタク」だと言われたり、自分でそう感じたりする。 ルーティンワークをこなすのは得意なほうだ。 自分独自のコレクションがいろいろある。
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外向的直感タイプ・アイディア瞬発型(発明家タイプ)
本質を見抜いてひらめきを発揮する。
物事の本質が直感でわかることがある。
今見聞きしていることと、ぜんぜん別のひらめきを感じることがある。
事務的、実務的なコツコツ作業が嫌い。
アイディアマンだと言われることがある。
同じところにじっとしているのが苦手。
内向的直感タイプ・不思議ちゃん型(詩人タイプ)
見えないものを見通す目を持つ。
人の心など、目に見えないものが直観でわかる。
スピリチュアルなことにとても共感できる。
自分をわかってくれる人はなかなかいないと思う。
いいひらめきを持っているが、実行に移すことは苦手。
「話しているとき、心ここにあらず」とよく言われる。
「思考がぶっ飛んでいる」と言われることがある。
さて、あなたはどのタイプでしょうか?
本当の自分がわかると、人生の質はグッと上がります
そして、ユングの類型論はタイプごとに
数値で出していくのですが、
それぞれの数値の高さで今の状態がわかります。
♦︎2つの性格タイプが突出した点で僅差(1,2点差)で表れている場合 |
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本来自分が持っている性質(主機能)と社会的な顔(補助機能)が表れている状態で、 補助機能がしっかりと発達している人と言えます。 本来、人の性格は一つの傾向を持つものですが、両面が表面化してくることがあり、どちらを本当の自分ととらえるかが、その人の自己理解の程度によって変わってきます。 ここで大切になってくるのは、自分本来の傾向をつぶすほどまでに補助機能を優先させてしまってはいけません。
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最後までお読みくださりありがとうございました
ではまた♡