「お疲れ様です♪」

20時を少し過ぎた頃、本当に疲れてるか疑いたくなる連中が、帰る準備を始めだした。

「お疲れさん…」

男は面倒くさそうに応えると、足早に駐車場へと歩き出した。

「少し…いや、凄く面倒くせーな…」

男は小さく呟くと、タバコを取り出し大きくため息をついた。

今日は久しぶりに社長の子守り(飲みに行く事)もないので、自宅でくつろぎたかったのだが…
雨音…

いつもの俺なら、気にならないが、今日は雑音…
もしくは、記憶と思い出を洗い流す音に聞こえる。


全てを風化させない為…

この悲しみを忘れない為…
罪と罰を、ここに記そうと思う。
彼女が消えた…

正確に記せば、出ていった…

俺の罪と罰は、誰が許すのか…

答えの無い旅が始まる