俺の勇気ある決断でネギの件は綺麗さっぱりと解決した。
さて、彼女は何を作ってくれるつもりだ?
俺は子供が新しいオモチャを買ってもらう時の様な顔をして、彼女の言葉を待っていた。

「じゃあ…ピザを作ろうかな♪」

ピ…ピザですか!?
イタリア人が指先でクルクル回して作るやつですよね。
彼女もクルクルするのか?
俺の想像は飛躍的に膨らんでいる様だ…

「ちゃんと生地から作るし、オリジナルソースも作るから♪
しかも、ビールがすすむ♪」

彼女は嬉しそうに話して、グラスに唇をつけた。

「わかった。じゃあ、作ってもらおうか。
そのかわり、不味かったら怒るぞ。」

俺は笑いながら彼女に話した。

その時…

「勝雪さん!俺達カラオケ行こうと思ってるんすけど、一緒に行きます?」

行くわけねぇだろ…
何が嬉しくてテメー等の歌を聴かなきゃならんのだ?

「俺達は止めておく…
楽しんでこいよ。」

俺は適当な返事をしながら、手のひらをヒラヒラさせて、お願いだから早く消えて下さい!ポーズをした。

「わかりました。じゃあ、彼女の事は任せましたよ。」

後輩はそう言いながら店員にチェックのサインを出した。

………
彼女の事は任せましたよ……だとぉ~!
若干、上から目線の言動ですよね!!
……殺すか?
俺の心の闇が広がった時


「じゃあ、私達は場所を変えて飲もうよ♪」

俺の腕を掴んで彼女が立ち上がった。

す…素晴らしい!
たいした努力無しで、望んでいた形になってきたではないか。
どうやら、この店でのミッションは成功の様だな。

さて…ここからが本番だ。
男の下心満開で、俺は立ち上がった。