フゥ…やれやれだ。

それにしても、タバコがうまい。
消えゆく煙を見ながら小さく呟いた。

少し胸元が開いた黒のノースリーブ…

グラスを持つ彼女が近づいてきた。

身長は、160㎝以上はあるな…
何より、胸が大きい。

素晴らしい!!

スタイルは完全に俺の好みだ。

そう…

俺は、恥ずかしいがり屋さんで格好つけの巨乳フェチなのだ。

「お待たせ♪」

そう言いながら、俺の横に座り込んだ。

俺は料金が発生しなくて、女性が隣に座るシステムが、この日本にある事を忘れていた。

いつもは高い料金を払って、聞いた事もないワインを飲まされて…

これ以上、その事について語るのは止めておこう。

自分のアホさ加減が悲しくなる。

「はい…乾杯しよ♪」

魔王のロックが入ったグラスを渡された。

「乾杯…」

俺がそう言うと、彼女は少し驚いた顔をして…

「初めて自分から喋った♪
普段から無口な方なの?」

そんな事はない。
むしろ、よく喋る方だ。
今日は恥ずかしいのと、後輩の前で格好つけてるのが本当の自分を隠しているのだ。

本当は、いっぱい話をして彼女攻略の鍵を引き出したいところだが…
万が一、失敗したら…
そう考えると恐ろしすぎる。

最悪のケースは、彼女が後輩に頼まれて、無理矢理に俺の相手を頼まれている場合もある。

いや…地獄のパターンは、後輩の女っていう笑えないケースだ。

あとからベッドの中で、
アイツどんな感じで口説いてきた?

なんか胸の谷間ばっかり見てきてキモいんですけど!みたいな事を言いながら笑われたら…

間違いなく二人を地獄に速達で郵送しなければならなくなる。

そんな意味のわからない事を考えてる俺に彼女が話しかけてきた。

「名前…聞いていい?
わたしは、友香♪
友達の友に…香りって書いて友香♪」

嬉しそうに話す顔が綺麗に見えた。

俺…惚れてしまうのか?