「いらっしゃいませ♪」

奥のカウンターから店員が挨拶をしてきた。

その声に反応した若者数名が立ち上がり、嬉しそうな顔でこちらを見ている。

「お疲れ様です♪」

俺が来たことを喜んでいるのか、財布が来たことを喜んでいるのか分からない顔をしてやがる…

そんな皮肉を頭に浮かべながら、その団体に足を進めた。

「勝雪さん、こちらにどうぞ♪」

一応、上座に座らされて、辺りを見渡した。

こ洒落た感じのショットバー…

客筋も悪くなさそうだ。

「どうです?みんな可愛いでしょ!!」

突然、後輩が話しだした。よく考えてみてくれ…
例え、残念な顔の女性ばかりでも、綺麗な女性ばかりだ…と、答えるしかないだろ!!

何より、自慢気に話す後輩の顔がムカついた。

ただ言える事は、さっき車の前を横切った女性の団体ではないのは確かだ。

カルシウムが足りないのか、やけに後輩を殺したくなった。

「何を飲みます?」

俺の苛立ちをよそに、1人の女性が話しかけてきた。