小話 その2 | デグーのつきとロップイヤーのはるとの暮らし in 沖縄
『牛乳の話』

ある少年が、ずっと仲良くしていたおともだちの家に招待されました。


おともだちのお母さんが少年に、
『牛乳は好きか?』
と尋ねました。


少年は、
「大好きです!」
と満面の笑顔で答えたのです。
しかし、牛乳は大嫌いだったのです。
お母さんに気に入られたくて、こう答えたのでした。


そして、温められた牛乳が出てきました。
少年は、「ありがとう♪」と笑顔で言ったのですが、内心とても嫌だったのです。


少年は、ともだちの両親に気に入られたくて、牛乳を一気で飲み干しました。
その姿を見たともだちの両親は、ホントに牛乳が好きなんだな!と思ったのでした。


少年が、おともだちの家に遊びに行くたびに、ともだちのお母さんは牛乳を出してくれました。


そこで、少年の気持ちに変化が表れたのです。


気に入られたくて、嘘をつき続けていた少年の心には不満が出てきたのです。
そして、次第におともだちの家に行くことが嫌になって、おともだちとの関係性が崩れてしまいました。


遊びに来なくなった少年をおともだちの両親は心配しましたが、理由がわからないままでした。



























この話は...
いい顔をしたくて、ついた嘘が不満を生み出し、大好きな友達との関係性が崩れたのです。
日常でも起こりうる話、自分自身の気持ちに嘘をついて、いい顔をしても、あとあと不満だったり苦しくなったりして、関係性が崩れることがありますよね!?
直球でいくと相手を傷つけてしまうケド、上手に言葉を選んで自分の思いを伝えて行くことが大切であることを教えてくれています。
長く続けたい関係性ならなお、自分の思いを抑制するのではなく、上手に伝えていければいいな。
仕事でもプライベートでも。
私は、この少年と同じことしてて、苦しくなることが多いんです354354(今は減ったけど...)




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