
米の穫れない海沿いのその貧しい集落では、難破船の積荷を略奪する風習があった。ある時漂着した船は他村から追放された積荷のない船で、赤い着物を身に付けた死者だけが乗っていた。いぶかりながらも赤い衣類を剥ぎ取って集落で分配すると、まもなくどの家からも高熱が出る病に侵される者が出て、次々に死者も出た...。(吉村昭「破船」あらすじ)
この恐ろしい病は天然痘(痘瘡or 疱瘡)で、
「さるぼぼ」や「赤べこ」が単なる病除けではなく、天然痘除けの目的があって、共通する赤い色をしていることを知り、とても驚いています。😲

