消えていくpoesie 北園克衛

  1
それらは
はげしく過ぎ去っていた
そして
遠いペルスペクティヴ
のなかに
なにかわずかに散らばっている
非常に暗い
風景があった

  2
風の髭

石油の骨

青いイマァジュ
の夜
針金の墓
の上
のネオン

そして

  3
そして
ひとつの骨



そして

  4
ひとつの影
の縞
ひとつ
の影の貝

永遠にながい夜
のなかに
時はとだえ 時は死に
なにかかすかに消えていく風のパンチュウル
そして

そして
また

 (詩集「ガラスの口髭」より)