横溝正史「八つ墓村」のモデルとなった事件、津山三十人殺しは、1938年5月に岡山県苫田郡西加茂村=現在の津山市加茂町で起きました。

犯人の都井睦雄は2歳で父を、3歳で母を肺結核で亡くし、祖母に育てられました。尋常小学校卒業直後に肋膜炎を患いましたが、すぐに快方に向かいました。姉が結婚した頃より家に引きこもるようになり、1937年に受けた徴兵検査で、結核を理由に丙種合格となりました。その頃から都井は、それまで関係を持っていた女性たちに、丙種合格や結核を理由に関係を拒絶されるようになり、不満を募らせて行きました。

都井は狩猟免許を取得し、凶器類を用意。以前懇意にしていたものの都井の元から去り、他の村へ嫁いだ女性が里帰りした1938年5月21日の夜に行動を開始、斧、猟銃、日本刀を使って1時間半で集落の30人を殺害し、遺書を書いて猟銃自殺しました。


この事件は、2019年7月京都アニメーション放火殺人事件で36人が殺害されるまで、国内で最悪の大量殺人事件だったようです。