水準原点 石原吉郎 水準原点 石原吉郎みなもとにあって 水はまさにそのかたちに集約するそのかたちにあってまさに物質をただすために水であるすべてをその位置へ集約するまぎれもない高さで そこがあるならばみなもとはふたたび北へ求めねばならぬ北方水準原点 (詩集「水準原点」より)