現代日本の格差問題が気になります。仕事も結婚も、何だかとても困難になってしまっています。若い人が夢を見られず伸び伸びできません 。 国民皆婚は過去のものだとか。
結婚が当たり前ではなくなり、家庭での夫の存在感がかなり低下してしまった今の日本では、男性は結婚してもしなくても孤独である。
しかし、本書の著者によれば、ほとんどの男性が結婚でき、さらに一家の長として尊敬された明治〜昭和にかけての約100年間のほうが、むしろ「異常」だったのだ。
「平凡な男」は、そもそも「余剰な存在」だったーーデータや家族史、サル学などから導き出されたこの衝撃の真実を、我々は受け入れなければならない。
(橘木俊詔=タチバナキトシアキ著
「男性という孤独な存在」表紙折り込みの内容紹介より)
サルやライオンやさまざまな哺乳類のオスが、自分の子孫を残すのはとてもハードルが高いのに対し、ヒトのオスは幸せだなと思っていました。 明治〜昭和の100年が終わった今は、元の厳しい状況に戻ったということでしょうか。