母の出て来る詩 7 飛行機 石川啄木見よ、今日も、かの蒼空に飛行機の高く飛べるを。給仕づとめの少年がたまに非番の日曜日、肺病やみの母親とたつた二人の家にいて、ひとりせつせとリイダアの独学をする眼の疲れ・・・・見よ、今日も、かの蒼空に飛行機の高く飛べるを。 (詩集「呼子と口笛」より)