2016墓参り その2 | レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症母との共同生活「そのうちなんとかなる?」

レビー小体型認知症の母との共同生活について書いていこうと思います。
いわゆるシングル介護ってやつですか。
たまに脱線もあり。

今日はバスで20分ほどの場所にある父の墓に参った。

いつでも行ける所に父の墓を作りたいという母のたっての願いから、跡継ぎのいない我が家だが、あえて郷里の墓とは別に建立した。

父の葬儀の当日まで全く考えていなかったのだが、突然『お骨を分けるべし』と天の声が聞こえて分骨した結果、母の願い通りになったわけだ。

レビーを発症して2年目のことだったが、当時は
「やっと安心した」と言ってくれた。

しかし今や、郷里のお墓のことは憶えているが新しい方は忘れてしまっていることが多い。

オールフラットのバリアフリー墓地なので車椅子で行くことは可能でも、今年は春のお彼岸はまだ寒く、7月の命日と今回のお盆は酷暑で、母を連れて行かなかった。

忘れてしまうのも致し方ないことだ。


昨日、明日は新しい方へ行って来ると話した時には
「へえー」
限りなく反応が薄く、布団に入ってもう1度話すと、思い出したようで
「そうか。じゃあ頼むな」


今日、無事済ませた報告をした時は
「そうかあ。草ムシリが大変だったろ」

ソフトレンガが敷き詰めてあり草は生えないが、母世代は墓参り=汗ダラダラの草ムシリである。

むべなるかな。


せっかく建てたからには秋のお彼岸かもう少し涼しくなった頃に連れて行き、記憶の上書き&強化をしなくては。