屋上からもどって勉強していると中川先生が来てくれた。
「おう、やってますね?
質問ありますか?」
「ある」
「どこ?」
こうやって最近は朝この部屋にいると来て勉強を見てくれていた。
「だいぶ大丈夫になってきたよな?」
「そんなことないよ~。
なんか今回も自信ない。
あと1週間欲しいな」
「どんだけやったってそう思うよ」
「そうかな~。
あぁぁぁぁ!落ちたらどうしよう!?」
「落ちても死にません!!」
「ぷっっ!
そりゃそうですけども」
「でしょ?」
優しいなぁ~。
「あ、悪いけど当日の明日は一日中自分のクラスについてなきゃいけないんだ…」
前回の検定を見てるから自分のクラスにずっといなきゃいけない大変さは分かってるからそれは覚悟してた。
「わかってますよ~松本先生のところに聞きに行くんで大丈夫ですよ。」
「悪い。ここは使って大丈夫だから」
「ありがとうございます」
しばらくすると、女の先輩が同じ教室で勉強を始めました。
あぁこの人も受験するんだ~。
きっと昔中川先生のクラスだったんだろうなぁ~。
なんて思っていました。
「あ、おまえちゃんとやってきた?」
「やってきましたけどー
多分今回もダメっすよ。
てか、時間無いよ」
「何言ってるんですか?
まだ1日あるのに諦めるんですか?」
「いや、そういうわけじゃないけどー」
私には落ちても死にませんだったのにw
私は受からなさそうだから、すでに慰めちゃったのかwww
中川先生は授業の始まる時間になると自分のクラスに帰って行った。
私は今日は授業は無く午後に1つ検定があるだけだった。
その検定まで私はずっとこの教室にいた。
たまに中川先生が来てくれた。
「ちょっとあと10分くらいしたらこっちの教室に来て」
中川先生がそう言いに来た。
先「なにすんの?」
先輩が聞いた。
「応援VTRね。いつものやつ」
先「あぁー」
うちの学校はこの検定に限り毎回応援VTRを作っているらしい。
全部松本先生が作っているんだけどね。笑
10分たつと中川先生が来た。
「早く来いよ」
先「え、もうそんな時間?」
「早く早く
…たーなーかー!」
「えぇ!?私も行くの!?」
「当たり前!」
そう言われて先生についていくと、その教室にはスクリーンが出ていて。
VTRがはじまるところだった。
先輩と2人で一番後ろの席に座った。
その教室には私と同じ学年の人たちがたくさんいた。
そのVTRを見終わると中川先生が激励の言葉を言ってその応援の会(?)は終わった。
中川先生が手招きをして私たちを教室から出して、またもとの教室に戻してくれた。
「じゃぁまた頑張って勉強しててね」
「はい」
検定前日は先生も忙しいらしい。
当たり前か。
自分の生徒が何十人もいるんだから忙しくない方がおかしいですよね。