今回は睡眠の話をしていたいと思います。
起きるのが遅くなる→その日の夜に夜更かしする⇒次の日起きる時間が遅くなる
こういった負のサイクルに陥ってしまっている宅浪生は非常に多いです。
また勉強が思うように進んで行かないという宅浪生の中には、睡眠の乱れによって「自律神経の乱れ」や「集中力の欠如」が引き起こされているケースがあります。
そこで、今回は「なぜ朝起きられないのか」という問題の原因を分析し、そこから具体的な解決策を解説していきます。
朝起きられない真の理由
みなさんは朝起きられない原因をどのように考えていますか?
もしかすると「意識が低い」「甘え」「気合が足りない」と思っているかもしれませんが、それだけではこの問題は解決しません。
実際のところ、朝起きられない問題の原因は「どう起きるか」という起床の部分ではなく、「前日の過ごし方」にあることが多いです。
そこでここからは良質な睡眠をとるための「日中の過ごし方」「就寝前後の過ごし方」を紹介し、最後に「朝により起きやすくするための工夫」の3つの観点で話を進めていきます
日中の過ごし方
ポイント①日光を浴びながら散歩をする
1つ目のポイントは、朝起きたら日光を浴びながら散歩することです。
理由は大きく2つあり、1つは日光を浴びることで体内リズムが正常な状態にリセットされ、夜に眠くなる状態を作るためです。
もう1つは、日光を浴びながら体を動かすことで「セロトニン」という物質が脳から分泌されるためです。セロトニンは幸福ホルモンとも言われていて、心身の安定にもつながります。
ポイント②運動する
夜眠れない人の多くは、そもそも体が疲れていないので眠くならないというケースが多いです。
こうした理由から、簡単かつ短時間でいいので日中に体を動かして体を疲れさせることが大切です。
ポイント③昼寝を摂りすぎない
宅浪生の場合は昼寝を取りすぎてしまうケースが多いです。昼寝として2時間、3時間と寝てしまうと当たり前ですが夜は眠くなりません。
昼寝をとりすぎてしまう習慣のある人は、それをやめるだけでしっかりと夜眠れるような状態になります。
就寝前後の過ごし方
次に就寝前後の夜の時間の使い方です。
ポイント①寝る2時間から3時間前に食事を摂る
食事を寝る直前にとってしまうと、睡眠中に食べたものの消化がガンガン行われることで睡眠の質が下がってしまいます。極力2時間~3時間前には食事を摂り終えるようにしておきましょう!
ポイント②しっかり湯船につかる
寝る1時間前くらいにお風呂に入り、湯船に浸かっておくことがおすすめです。
人間は体温が高い状態から低い状態になるタイミングで眠くなってくるので、良質な睡眠をとるには湯船に浸かることが重要になります。
夏だとシャワーで済ませる人もいると思いますが、良質な睡眠をとって朝起きやすくするには湯船に浸かりましょう!
ポイント③強い刺激を避ける
最後のポイントは、睡眠に向けて「強い刺激を避ける」ということです。
強い刺激にはスマートフォンやパソコンの光の刺激と、映画やゲームなどの感情的な刺激があります。
一日の勉強が終わってSNSを見たい気持ちがあるかもしれませんが、長時間の利用を避けることが良質な睡眠につながっていきます。
また暗い部屋でスマートフォンを見てしまうと脳が興奮してしまうので、それは避けましょう!
起床時の工夫
では最後に、朝の目覚めがよくなる工夫について解説していきます。
工夫①カーテンを開けたまま寝る
人間は音よりも日光のような光で目覚めた方が気分よく起きることができるようです。
そのため、カーテンを開けたまま就寝し、朝は窓からの光で起きられるとベストです。もちろん補助的にアラームを使うことは問題ありませんが、光で起きれる環境を作っておくことが良い目覚めにつながります。
工夫②目が覚めたらすぐ水を飲む
枕元に水を置いて、目覚めたらすぐに水を飲むということは試してみてください。
水を飲むことで胃腸が動き出したり、脳に血液や酸素が巡っていくため目覚めが良くなります。
まずはこの2つの工夫を試してもらいたいのですが、あくまで「日中と夜の過ごし方を変える」ことが根本解決につながっていくことを忘れずに!
おわりに
以上で睡眠の解説は終わりです。
良質な睡眠をとれるようになると心身の安定が安定し、さらなる勉強時間UP・成績UPにつながっていきます。
今回の記事がみなさんの合格に近づくことを願っています。最後の最後まで頑張っていきましょう!