空を見上げてサヨナラを言ってあげて下さい。
サヨナラの余韻も私には満足に出来なくて
日々 命の期限と格闘して苦悶して…
今は これ以上保護できなくて…
でも気になる子は居る…
首輪の付いた老犬のお婆ちゃん…
私の希望者様に
外飼いの子なら…
と 希望者様はいて
でも 基本 室内飼育を条件にしている私。
じゃあ 室内で飼えないから お断りするのか。
自分でも保護できない子だから 断るのか。
そして 処分決定を しょうがないと諦めるのか。
これでいいのか。
この先 こうやって 処分されていく子達を
しょうがない。で 慣れていく自分になるのか。
外飼いはダメだから
引き出す団体もいない 処分決定。
外飼いなら 迎えてくれる方はいるのに！
で…
家の写真を撮りに行き
庭の写真を撮りに行き
トライアルが無いこと
どんな病気を持っているか分からない事
全て受け止める事ができるのか。
希望者様と話をして
団体 センターとも話をして
オッケーをもらい
お迎えに行く事ができました。
ブルブル震えて とっても小さな柴のお婆ちゃん。
固まって動けない。
フィラリア陽性。
「薬飲ませたら 治る事もあるもんね」
って 明るく言ってくれた
あんなに固まって動かなかったのに
「朝は 手からオヤツも食べたし 顔見せたら尻尾を振ってくれたよー！
散歩も後ろをゆっくり付いて歩いて来るよー」
と電話がありました
金曜日に無くなってた命が
今は お散歩に連れて行ってもらい
不安で固まってた心も 安心に変わり
何で外飼い！
って意見もあるかもしれない。
じゃあ 見捨てれば良かったのか！！
って 言いたい。
そして
この子も…
お世話をしてくれてた職員さんが
とっても 人懐こくて…
と…
短い期間でも お世話をしてる職員さんの声。
いくら仕事でも 人の心は動きます。
中型犬以上の子は 保護団体もキャパは少なくて。
老犬のお婆ちゃんを迎えてくれた方の紹介で
引き出す事が出来ました。
とっても元気な子
でもね。
車の中では ヒーンヒーン
赤ちゃんの様に泣き
三世代で住んでいるご家族の元に行きました。
将来 獣医さんになるのが夢だと言ってたお孫さんが 到着を待ってくれてました。
この甘え方
この子もフィラリア陽性ですが
全部受け止めてくれるご家族でした。
到着してすぐ…
この顔を見て…（写真も見てません）
ご家族が ビビってたのは 内緒です
甘えん坊の姿を見て すぐ笑いに変わりました
今回 外飼いでの希望を聞きましたが
誰でも オッケーしたわけではありません。
ハウスの位置
雨風が当たらない
台風などの時に 移動できる部屋があった事
病気などのリスクもある事
たくさん話をしました。
これだけは言わせてください。
命が助かればそれでいいと
簡単に決めた事ではありません。
そして。
皮膚の治療中の腹巻した ヤンキー 【こむぎ】←初めて 親父が命名しました
親父のハートを掴んだようです。
治療が落ち着いたら 面会も決まってます。
ラブラドールのお兄ちゃんがいるお家。
最初だけでも お利口さんにしてくれますよーに。
動物保護団体ハッピーポーター
増田