最近よく肩や首がこるようになりました。

ひどい時には頭痛と吐き気を伴うこともあります。

こりの原因は年齢や運動不足などが考えられますが、私の場合、姿勢の悪さが大きな原因かと思われます。

仕事をしているときや本を読んでいるときなど、椅子に座っているときの姿勢が良くありません。背もたれにもたれかかってしまう癖があります。


「致知」という月刊誌を購読していますが、その中に毎月楽しみにしている連載があります。
臨済宗円覚寺派管長横田南嶺さまの「禅語に学ぶ」です。
そして、この連載をまとめた「人生を照らす禅の言葉」、「自分を創る禅の教え」という2冊の本が出版されております。

横田管長は、いずれのご著書でも腰骨を立てることの重要性をおっしゃっています。

「腰骨をシャンと立てて、下腹(丹田)に気力を込めて、ゆっくりと息をします。
それでこころが落ち着いてきます。こころが落ち着いてこそ、初めてありのままの様子が見えてきます。それが智慧です。」
横田南嶺著『人生を照らす禅の言葉』(致知出版社)より


腰骨を立てる。
気をつけて腰骨を立てていたつもりでも、いつのにかまた元の姿勢になっている。
常に意識していないと腰骨を立てた姿勢を保持することができません。
無意識のうちに腰骨を立てた姿勢ができるようになるには、かなりの時間がかかりそうです。

腰骨を立て姿勢を正せば心を整えることができる。心が整えば仕事や生き方も変わってくるかもしれない。さらには姿勢が良くなるので肩こりも改善されるかもしれません。



横田管長の一口法話です。