政府からのマスク全戸配布は終了したようですね。

日本中が高い関心を持つ中、手に入りにくいマスクを確保し全戸への配送の手配をする。担当省庁の方は各部署との調整、業者との契約、そして国民それぞれの声への対応等、さぞかしご苦労されたのだろうと思います。

それなのに私のまわりには、「あんなマスク小さいくてみっともないから嫌だ」、「配布に時間がかかりすぎ、いまさらいらない」なんて言っている人が少なからずいます。
否定的な意見ばかり言っているので配布マスクは要らないのかと問えば「マスクはいる。使わないけどいる。みんなが貰うのだから自分だけ貰わないわけにはいかない」そう。
マスクが家に届くと「やっぱり小さい、こんなの使わない」、「いまさら遅い。国はやることが全て遅い。もうマスクはいくらでも手に入る」とのこと。

日本人は感謝する心を失ってしまったのでしょうか。もちろんこんなこと言う人ばかりではないですが、文句を言う人が多すぎる。

担当省庁の職員、マスクを調達する業者、配達員。
それぞれの方が置かれた立場で大変な努力をされたことと思います。
それを想像すると感謝しかありません。文句など言えない。

それにマスク全戸配布のおかげで、マスクが店頭に並び始めたし、高騰していた価格も下落し始めたのかもしれない。

マスク全戸配布は大きな意味があったと思います。


また、マスク不足に苛立ちドラッグストアの店員さんを恫喝したり、給付金の受給でも役所で騒ぎを起こしたり。


東日本大震災の時の日本人の行動は、民度の高さを証明するものでしたが、今回の日本人の行動については、いったいどうしてしまったんだろうという印象でした。