あれー?
右に
うーん…
左に
どーゆーことだろ…
頭を傾げる祖母
一体どーしてだろ…
右
左
一体どーゆーことなんだろ…
とにかく頭を捻ってる。
事の発端は私との会話。
夕飯を食べる私。
横に座ってそれを眺める祖母。
もぐもぐ食べる私。
色々横から口を出す祖母。
これ食べて、あれ食べて、
気のない返答をする私。
行動に出る祖母。
嫌がる私。
グイグイお皿を押してくる祖母。
そんな攻防戦を繰り広げる中、
突然おもむろに立ち上がる祖母。
それを横目に食べ続ける私。
冷蔵庫を開けながら、
βちゃん、明日はお弁当をもってくの?と聞く祖母。
持ってくってゆーと色々言ってくるのがわかってるから、
ばあちゃん、それは明日の私の気持ち次第。
って答える私。
でもね、これは凄く美味しいの!高級品!
中々たべられないのよ!
っと推してくる祖母
なんとなく、結末はわかりつつも、気になるけど
ばあちゃん、弁当を持ってくか持ってかないか、それは明日の私の気持ち次第。
と繰り返し強がる私。
凄くモダンなの!みた事ないと思う!かっこいいわよ!そして可愛い!
とごり押ししてくる祖母。
モダン?
カッコ良くて可愛い!?
そんな食べ物があるのか!?
またただ祖母が話を盛ってるだけだ…
騙されるな!
と思いつつも、
女子力向上委員会に入会して料理を始めた自分としては、そんな凄い食材がある事をもしかしたら知っておくべきではないだろうか…
こんなところでツンツンして、
もし本当にすごいものだったら…
もー、どれよ!?みてあげてもいいよ!
っとツンデレ風についに折れる私。
鼻高々、
稀に見るドヤ顔で、
これよ!と見せる祖母
はい…いらないかな…
えー!?まー!なぜ?どーして………そして最初に戻る