こんにちは!
8月に名残惜しむように今日も夏の陽がたくさん降り注いでいますね(^-^)
今年は楽しいことも笑顔もたくさんあった夏でしたが、
とてもとても寂しいこともあった8月でした。
2週間前、私たち家族はおじいちゃんとお別れしました。
私にとっては最後の祖父母でした。
危篤になってからも苦しみながらもなお生命を燃やし続けたおじいちゃんの永眠と、
家族の和の中で終えた葬儀は、
離れて暮らしていた私にとって、季節の終わりが落ちてくるように、
悲しくもどこか穏やかなものでもありました。
葬儀でおじいちゃんのお顔を見ると、私が幼い日からのおじいちゃんが絶え間なく浮かんでは
寂しさが押し寄せました。
父の転勤で赤ちゃんのころから大阪で育った私や家族が福岡に帰るのをいつも楽しみしてくれて、
帰省すると、毎日ためてくれていた100円玉をどっさり持って、
小さな私をアピロスのコインゲームコーナーに連れていって思う存分遊ばせてくれた子供の頃こと。
おじいちゃんが昔吸っていた赤いタバコのカートンがあった棚。
大阪に遊びにきて私を幼稚園に迎えにきてくれた時、
頭ひとつ飛び出したおじいちゃんの笑顔が見えて嬉しかったこと。
ヴァイオリンをいつもいつも応援してくれたこと。
おじいちゃんが東京に越してからは東京でのコンクールやコンサートはほとんど来てくれました。
元気なころは大阪にも来てくれました。
会場の看板から、結果発表で名前が乗れば掲示から、
もちろん私の写真やピアニストとの写真や集合写真までカメラ片手に激写してくれていました。
うまくいってもいかなくてもいつも、うまくなったなあーこりゃ感心した!と誉めてくれました。
レッスンなどで一人で東京に行くようになってからは、近所の焼肉やお寿司デートに連れて行ってくれました。
この子にいっとういいのを一枚下さいな!と叙々苑で店員さんに大きな声でニコニコ言っていたおじいちゃん。
身体に気をつけてほどほどに頑張んなさいといつも言ってくれたおじいちゃん。
私が思い出すのは、あたたかいあたたかい笑顔のおじいちゃんばかりでした。
心に浮かぶ言葉はありがとうばかりでした。
その笑顔が見れないことが本当に寂しいけれど、目をとじればいつでも心に広がります。
今年の4月、入院中だったおじいちゃんの一時帰宅の日、
私はおじいちゃんの家で、叔母たちやママ、従兄弟夫婦とその娘ちゃんと、
とても楽しい時間をすごすことができました。
おじいちゃんとのさいごのお写真です。
楽しかった時間と共に思い出の一枚となりました。
ママを生み育てて、私たちに幸せな人生を与えてくたおじいちゃんに改めて感謝します。
音楽や笑顔や時には涙を、家族やたくさんの人たちと
分かち合える幸せを改めて大切にして、いつか終わるときまで
私も私の一歩ずつをしっかりと進んでいきたいと感じた夏でした。
明日からは9月ですね!
学生時代最後の半年は、ありがたいことにたくさんの舞台にも恵まれ
最後の最後まで充実した時間になりそうです。
精一杯がんばってみようと思います。