天職コンサルタントの梅田幸子です。
前回の続き。
発達障がいとひとくくりに言っても、
その特徴は様々です。
今日は、主な発達障がいの
特徴を記しておきます。
人は、多かれ少なかれ、
こういった要素を持っているもの。
その特徴が「強く」
「辛さ」を抱えたときに、
障がいとなります。
症状が強くても、
幸せに生きられているなら、
障がいの診断を受けても
何も変わりませんので、
その必要がありません。
しかし、
何かうまくいかない
がんばっても、できない
生きづらさを感じる
しんどい
と思われるならば、
その原因が、発達障がいかも
しれません。
その特性を知ることで、
「だからかー」と癒され、
その特性にあわせて
生活したり、仕事をしたり
することで、
生きやすくなります。
ここでは、
・自閉症スペクトラム障害
・注意欠如・多動性障害(ADHD)
・学習障害(LD)
について、紹介します。
■自閉症スペクトラム障害とは
広汎性発達障害(PDD)とも言われます。
症状の強さにより、
自閉症、アスペルガー症候群などの
診断名がつきます。
※スペクトラムとは「連続体」の意
自閉症スペクトラム障害の特徴は、
1.社会性の障がい
・場の雰囲気や「暗黙の了解」がわからない
・冗談や比喩が理解できず真に受けてしまう
・相手の立場で考えることが苦手
2.言葉・コミュニケーションの障がい
・一人でいても平気
・社会の常識、ルールの理解に乏しい
・言葉の遅れがある人もいる
3．こだわり（興味や行動の偏り）
・急に予定が変わることが苦手
・決まりやルール、手順にこだわる
・同じ行動パターンを繰り返す
・興味や考え方が偏っている
そのため、
見通しが立たないと、
イライラしたり
突然の変更や予期せぬ状況で
パニックになったりします。
自閉症スペクトラム障害の人は、
最近では約100人に1～2人、
男性のほうが、女性より多い
と報告されています。
■注意欠如・多動性障害(ADHD)とは
1.不注意
・意識を向け続ける、集中が苦手
・大切な物や約束を忘れる
・期日通りに物事がこなせない
・うっかりミスが多い
・話しかけられていても聞いていないように見える
・やるべきことを最後までやりとげない
・課題や作業の段取りが下手
・整理整頓が苦手
・忘れ物や紛失が多い
・気が散りやすい
2.多動性
・じっとしていることが苦手
・授業中教室を立ち歩く
・座っていても手足をもじもじする
・じっとしていられずいつも活動する
・しゃべりすぎる
・順番を待つのが難しい
・他人の会話やゲームに割り込む
3.衝動性
・相手の話を最後まで聞かず喋る
・考える前に行動してしまう
・カッとなるとすぐ手が出る
・ほしいと思うと衝動買いする
・割り込み
小学生の3～7％おり、
男性は、加齢とともに減少、
女性は、変わらないと
言われています。
多動‐衝動性優勢型、
不注意優勢型、
混合型に分類されます。
女性は、不注意優勢型が
多いそうです。
■学習障害(LD)とは
全般的な知的発達には問題がないのに、
読む、書く、計算するなど
特定の事柄だけが
難しい状態をいいます。
「読む」でも、
まったく読めないのではなく、
・文字や行を飛ばして読む
・「は」と「ほ」など、
形の似た字を間違って読む
・文字が入れ替わって見える
・文字が散らばって見える
書くことでは、
・枠やマスに字が書けない
・鏡文字（左右が反転した字）
・漢字のへんやつくりが逆になる
といった風です。
2～10%いると見積もられており、
読みの困難については、
男性が女性より数倍多いようです。
＋
複数の発達障がいを
持っているケースもあり、
個人個人で、異なります。
顕著な特徴があるのに、
まったく気づかずに、
幸せに生きている人もいます。
著者が集まるパーティでは、
自閉症スペクトラム障害ぽい人や
ADHDぽい人が多くいます。
芸能人やスポーツ選手でも、
発達障がいをオープンに
している人もいますね。
症状が重い・軽いに関係なく、
これらの特徴を持っていて、
生きづらいなあ、
仕事がうまくいかないなあ、
就職・転職がいかないなあ
と思われるならば、
その特徴にあわせた
生き方、仕事の仕方を
してみると良いですよ。
そうして、
幸せに働いている人が
たくさんいます。
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あなたらしいキャリアをつくる、天職コンサルタント 梅田幸子
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