■アルバイト歴のアピール失敗例_その3「辞めたいと思ったけど続けた」 | 魂の望みのままに新しい時代をつくる

シリーズでお送りしています、
新卒の面接・ESでよく聞かれる
「アルバイト歴」の失敗例

今日は、「その3」です。


もし、あなたが書いているものが該当していたら、
書き直してくださいね。


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【失敗例3】「辞めたいと思ったけど、続けた」
       をアピール

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 (失敗例)
 居酒屋でアルバイトをしています。はじめた頃は、
 仕事が覚えられず、ミスばかりして、
 店長に叱られていました。悔しくて、
 「もう辞めたい」と何度も思いました。しかし、
 「ここで辞めては負けだ」と思い、がんばりました。
 3年間続けた結果、1人シフトを任されるようになりました。


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 解説


これを読んだ・聞いた面接官が抱く印象は、

・仕事の覚えが遅い人なんだな
・ミスが多いのか
・アルバイトですら辛いのだから、仕事はもっと心配だ
・すぐに「やめたい」と思うなんてメンタル弱そう

学生さんは、
離職率が年々高まっているので、
「私はやめません」とアピールしているのでしょう。

しかし、
意図とは、まったく逆の印象を与えているのです。

せっかく、あなたの魅力を伝えるために与えられた
ESのスペース、面接の時間なのですから、
有意義につかってください。

できなかった過去に4行つかい、
アピール情報が半分の2行だけだなんて
もったいないですよ。

あなたのいいところだけ、
あなたらしいプラスの行動だけを伝えましょう。


このように言うと、
「心理学では、短所も言った方が
 長所の説得力が増すと聞いた」

と反論されることもあります。

たしかに合コンなどでは、自己紹介のときに、

「おっちょこちょいです、料理が得意です」

「見ての通り不細工ですが、スポーツは自信があって、
 バスケとキックボクシングをしています」

のように言うと、好印象だと言われています。


ただ、「学生さんに多い自己PR(失敗例)」と
違うところがあります。


「具体性」です。


具体的な情報はイメージしやすく、
記憶に残ります。

いっぽう、抽象的な情報はイメージがわかないために、
印象に残りません。


「料理が得意」と言われたら、
料理をする姿が、

「バスケとキックボクシング」と言われたら、
それをしている姿が浮かびます。


上の例:失敗克服のストーリーが書かれた
自己PRを見てみましょう。

失敗の部分には、

「仕事が覚えられない」
「ミス」
「叱られた」

と具体的な行動・状況が描かれています。

「悔しかった」

と感情が入るとリアリティが増します。

さらにセリフは極めて具体性が高い情報です。

「やめたいと思った」

は強力な印象づけがなされます。


いっぽう、
「ここで辞めては負けだ」と思った後の解決行動は、

「がんばった」
「3年間続けた」

と抽象的です。

どうがんばって力をつけたのか、
1人シフトをしているときの行動

が描かれていないために、

努力の様子や、
イキイキと活躍している姿は
イメージできません。


結果、どうなるか?

――イメージさせた「仕事ができない姿」だけが、
面接官の印象に残ってしまうのです。


面接官に不安を抱かせる情報は、
ぜんぶカットしてください。

せっかく1人シフトを任されるくらいまでに
なったのですから、

・仕事を覚えるためにしたこと

・任されるくらい評価が高いのは、どんな仕事ぶりか

・1人でどんなふうに回しているのか

など、
あなたが上手に仕事をしている様子を
面接官に伝えましょう。


自分でわからなかったら、
プロに相談するのも選択肢にしてみては。
天職コンサルタント 梅田幸子



いつもありがとう




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