仕事選びでは、
心が喜ぶ と 得意 が両立することを重視しよう!
と常々言っています。
心が喜ぶは、好きとか、やりがいとか、夢中になる、わくわく、幸せ、快適、
そんな感覚。
得意とは、自分が得意な行動パターンや思考プロセスのこと。
専門用語では、特性と呼びます。
(詳しくは、『あなたの天職がわかる 最強の自己分析』
)
さて、ここで心が喜ぶと対立してストレス、
得意の反対は苦手で、これらの仕事はできるだけ避けようと主張しています。
たまにいただく質問・反論で、
「ストレスで苦手な仕事も、繰り返し行なってできるようになることもあるじゃん」
「仕事は、ストレスで苦手なことも含まれるものだ」
そうです。そのとおり!
ただ、どうでしょうか?
喜びが大きく、得意な仕事のボリュームが大きい仕事と、
ストレスが大きく、苦手ばかりの仕事、どっちが幸せ?
仕事に就きやすい(内定しやすい、独立して収入を得やすい)のも前者。
仕事をして、成果を出しやすいのも前者。
成長しやすいのも前者。
評価されるのも前者です。
ストレスを排除しようとか、苦手を毛嫌いしようというのではなく、
喜びや特性に注目して仕事選びをしてほしいな~と思います。
右利きの人が、左手で何かをするのは、
右手でするよりも苦手でしょうし、ストレスが大きいでしょう。
右利きの人が、わざわざ左手で勝負することもないし、
左利きの人が、わざわざ右手で勝負することもないですもんね。
けど、利き手を怪我した経験のある人は、不器用ながら逆の手を使って、
鍛えられて上手に動くようになった……体感している人もいるでしょう。
手を失って、足や口で上手に字を書いたり、身の回りのことをしたりする
方もいらっしゃいます。苦手も鍛えれば上手になります。
ただ、得意よりも成長度が遅いです。
ですから、あえて苦手な部位で字を書くことはあまりしないのですね。
ちなみに、マンガ巨人の星の主人公、星飛雄馬は、もともと右利き。
しかし、お父さん一徹にピッチャーは左が有利だと矯正されました。
そのため、玉が軽いという難点がありました。
コントロールはいいし、球は速いけれど、当たると飛ぶのです。
(で、右投げで復活したのが「新巨人の星」です)
仕事は、あえて苦手を選ぶこともないよね。得意なことを中心にしようよ!
成長するために、幸せになるために、ストレスよりも心が喜ぶことがいいよね!
そんな風にとららえてもらえたらいいかなーと思います。
そして、応用編としては、
ストレスで苦手な仕事も、「得意で心が喜ぶやり方」で行なうことで、
ストレス・苦手ではなくなることもあるんですね。
もちろん、どーんと苦手やストレスにぶつかって力をつける……
これもアリだと思います。
選択肢があれば、ちょっぴり気軽じゃないですか?
得意も増やせる。
喜びも大きくなる。
ストレスは減らせる。
苦手も克服できる。
そんな選択を、その都度積み重ねることが、天職への道になると信じています。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
【著書】
『あなたの天職がわかる 最強の自己分析』
(中経出版)
『はじめての転職100問100答』 (アスカビジネス)
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(PDFテキスト)
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