『転職したら、ゼロからのスタートなんですかね・・・』
後輩がボソリとつぶやきました。
聞いてみたら、
転職後の年収も、ポジションも、仕事内容も、不満な様子。
その待遇は、彼女の能力や経験にしては低すぎる。。。と、
わたしもビックリした内容だったので、
単に自己評価が高くて不満をもっているわけではありません。
不満はもっともだな、と思える待遇でした。
けれど、よーく話を聞くと、原因発覚!
転職活動中に、
『職務経歴書(=新卒のエントリーシート)を見てください』
と頼まれて、アドバイスをしました。
しかし、アドバイスした日の夜に書類選考に通り、
2日後に面接だったので、
何も変えずに面接に行ったそうです。
職務経歴書(エントリーシート)も自己PRも、
彼女自身の良さをアピールしていませんでした。
職務経歴書(エントリーシート)に書かれた経験は、
やってきたことよりも、ずいぶんと薄っぺらいものでした。
書類にまとめられないということは、
面接で語れるわけがありません。
新卒でも転職でも、喋りが得意な人が、
『書くのは苦手なんですが、聞かれたら大丈夫です』
なんて言われることがありますが、そんなことはありえません。
そういう方に限って、苦労されるんですよ~。
*
彼女は、合格ラインには達していたので、採用されました。
しかし、彼女の良さを充分に伝えられていないので、
能力や経験に応じた『収入』や『ポジション』や『仕事』を
与えてもらえなかったんです。
自分の良さをしっかりとわかってもらえないまま、
収入が決まるって、怖くありませんか?
学生さんも、自分の良さをしっかりとわかってもらえない状態で、
配属が決まってしまうこともあるんです。
(最終的には研修できめるけれど、募集人数があるので、
大体、どの部署かは、面接段階で決めている企業が多いんです)
3年以上キャリアのある方、特に30代以上は、
どのポジションになるかは、とても重要なはず。
自分の良さをしっかりとわかってもらえないまま、
ポジションが決まってしまうなんて・・・
(ポジションは、年収にも関係しますしね)
そして、仕事内容。
やりたい仕事を目指して、ステップアップしたつもりが・・・
自分の良さをしっかりとわかってもらえないまま入社しても、
会社側の期待の強さによって、やりたい仕事に近いか遠いか、
やりたい仕事が多いか少ないか、変わってきます。
目標は、採用されること、
目標は、どこでも良いから就職したい、
と言う方は、良いのですが、
自分自身の能力と個性を活かして、
充実した仕事をしたい、幸せな生活をつくっていきたい、
という方は、面接対策は必須です。
『転職したら、ゼロからのスタートなんですかね・・・』
そんなことはありません。
ゼロからのスタートにならないような、
対策をしていきましょう。
まだ、就職先・転職先を決めていない方は、
来週のセミナー受けてから、決めてくださいね。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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