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■■ 5.陰山メソッドはいい?悪い? (3)陰山メソッドを始める前に
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こんにちは。梅田幸子です。
お子さまの成長段階によって、子育ての悩みはどんどん変わってきますね。
最近、「漢字を覚えていなかった」「てにをはが使えない」「どんな指導法がいいですか?」といった言葉の指導法に関するご相談が多いです。しかし、問題は「指導法」ではないことが多いんです。
どんな可能性があるのか、その原因ごとの対処法を、Aさんの例 をご紹介しながらお話してきました。他の教科にも応用できることも多いです。あなたのお子さまにも当てはまるかもしれませんので、よかったら最初から読んでください。
ここ数年、すばらしい実績をもとに一躍ブームになっている「陰山メソッド」の漢字の前倒し学習。ご家庭や学校で取り組まれているのに、上手く言っていないケースが多いようです。前回は陰山学級と、失敗しているご家庭や学校との違いをお話しました。今日は、それを踏まえて・・・
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(3)漢字の前倒し学習を始める前に
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前回は、前の学年の漢字を覚えていないお子さまに、「漢字の前倒し学習」をするのは、とっても危険!とお話しました。
大切な大切なお子さまに、危険を冒さないために、まず、漢字ドリルや漢字プリントをしてみましょう。
▼参考
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その漢字を書いているお子さまの様子を観察してください。
●覚えているお子さまは、どんどん書いていくでしょう。
あんまり簡単すぎると、面白くなくって飽きてしまうので量は注意してあげてくださいね。
前の学年の漢字を覚えているお子さまは、「漢字の前倒し学習」に入ってOK☆
●つまづいたとことがわかりますか?
小学校1年生の3学期で習った漢字を覚えていないぞ!など、まとめて見ていくとわかります。書けるけれど、とっても時間がかかる場合は、きちんと定着していない可能性もありますね。
2.急にできなくなった場合 (1)~(2)のお子さまに多いですね。
「できなくなったところよりちょっと前」のドリルやプリントからはじめましょう。つまり、「できているとことから」はじめましょう。「漢字、できるじゃん」って励ましながら。
今の学年の漢字は前倒し学習をせずに、学校の進み方にあわせてくださいね。今すべき漢字と、前の学年の漢字を平行してやっていきます。特に集中するのは、前の学年の漢字です。根気は必要ですが、がんばりましょう!
●苦手のクセがありませんか?
例えば、「草かんむり」と「ウかんむり」がごちゃごちゃになっているなーとか。
鏡文字を書くことがあるなーとか。(鏡文字=左右を逆に書くこと)
編やつくり、冠などの位置を間違ってしまう・・・とか。
3.根本的に苦手そうな場合 (1)~(4)のお子さまに多いですね。
漢字のなりたちを理解させたり、医療機関での診断が必要だったりと、お子さまにあわせた対処法が必要になります。何が理由なのか、どうしたら解決できるか、よーく観察してあげましょう!
○同じようなお悩みでも、人それぞれ原因は異なります。原因が異なるので、効果的な対処法も人それぞれ。場合によっては、同じ悩みでも正反対の対処法になることもあるのでご注意くださいね。
○今回の連載で取り上げたAさんのケースは、Aさんが書いていた育児日記とメールのやりとりをもとにアドバイスしました。
世の中には、いろんな教育法や指導法があります。
本当にいいものはなに?次回お話したいと思います。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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●陰山メソッドがわかる本 ・ 陰山メソッドを実践するワーク
(左から)
本当の学力をつける本 学校でできること家庭でできること ( 著者: 陰山英男 | 出版社: 文藝春...
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●漢字学習ソフト
【過去の連載もご覧下さい】
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