3.「褒める」育児の危険
―気付いて!「苦手意識・劣等感」を刷り込んでいる
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□□□ (2) 本当の答え
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(昨日のつづき)
●ちなみに、成績が悪い子どものほとんどは、「自分は頭が悪い」と思い込んでいます。
横について勉強をするのを見ながら「できるよ」「できたね」と言っていると、すぐに成績があがります。
私が学生時代に家庭教師をしたお子様で、7点だった算数が、テスト前に3回授業をして、82点になりました。
成績が悪いのは、単なる「できない」という思い込みなんです。
「ありのままの自分」を認めるというのは、「勉強ができない」とあきらめて、頑張ることを放棄することではありません。まして、親や教師から受けたマイナの評価を受け入れることでもないのです。
●あなたは、「私、ぶさいくだから」と卑屈になっている表情や振る舞いこそが、マイナスイメージだと思われませんか?
自分に自信と誇りを持って、自分らしくイキイキしている人こそ美しい、と私は思います。
顔のパーツの評価なんて、好き嫌い。偶然、好みの合わない大人が近くにいて、そのことを伝えられて、自分がぶさいくだと思い込まされたとしたら、これ程不幸なことはありません。
●また、「がりがり」とか「太っている」、「足が短い」など、本人が気にしている肉体的なことを指摘するのは、いかがでしょうか。
ただでさえ、子どものうちから様々な情報が飛び込んでくる社会になりました。子どもは感受性が強く影響を受けやすいので、野理想の体型・人気のある芸能人などを意識し、あこがれたり、自分と比べて悩んでいます。
小学生のうちから、筋トレやダイエットをする子どもが続出しています。成長期の過度な筋トレは、成長障害の危険があります。成長期の知識のないダイエットは、成長障害に加え、過食症・拒食症などの摂食障害に、発展する危険もはらんでいます。
治療が必要な場合は、適切な面談を行なうとして、それ以外は、健康に問題がない限り、本人が一見気にしていないようでも指摘しないであげてください。「スリム」か「がりがり」かも人によって評価は分かれるところ。好みの問題と思いましょう。
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いかがですか?
褒めているつもりが、
「自分はできない」「自分はダメだ」という刷り込み!!
していませんでしたか?
あなたが、伝えたいメッセージとは異なるメッセージを子どもは感じて苦しんでいるかもしれません。愛情を愛情のまま伝えてあげたいですね。
●FOR YOU ワークを振り返って
あなたが、言われて嫌だった「親や先生の言葉」・・・
以前の記事で考えていただきましたね。
もしかしたら、親や先生は、あなたの良さを褒めてあげたかったのかもしれません。
伝え方が上手じゃなかっただけで、あなたを傷つけたり、自信をなくさせたかったわけではないのかもしれませんね。
あのとき、本当は、何を伝えたかったんだろう?
親や先生が言いたかったメッセージに想いをはせてみると、【封じ込めてしまった、あなた本来の良さ】が、見つかるかもしれませんよ!
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4.褒める子育ての危険 ― 褒めて伸ばすつもりが、理想の押し付けで萎縮した子に!
(1)褒めて伸ばすつもりが、成長を抑制
▼楽天でも日記を書いています。
幸せな子育て・自分らしさの追及のヒント
を書き溜めています。
梅田幸子⇒http://with-c.net/
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【著書】