はいほ~
40代、めっさ昭和、母子家庭歴20年、パート社員から開始…現在はぼっろぼろの家で猫との2人暮らししながら
の社長ってのしてる、BOSSっす
この4日間は楽しんでおりまっするー
いつもやん…
とかあぁだぁこぉだぁ…おだまりっつ
あああああ、なんかやっぱ
深呼吸って大事なんすーーーー
・・・・・
長々と話をしているうちに、興味深く耳を傾ける友人に自分の苦労話を伝えている錯覚にでも陥ったのか、時にけらけらと楽しそうに又時に愚痴っぽく話をしていた奥さんだったが、
ようやく、
自分達は離婚をしないだろう、少なくとも今の自分にそのつもりは無いと彼女なりの結論らしきを話し始めた。
「向こうから離婚とか言ってきたのは始めてなんで…どうなるかわからんけどぉ。」
そう言う奥さんの声はやはり気のせいでは無く涙声だ。
「色々…色々あるけどそれを越えて…ええ時そうじゃない時越えていつかうんと先にあの時は最悪やったわぁー、とかあの時は悪かったなぁとか…話し合えたりするんが夫婦ってのかもしれませんよねぇ。」
そう返したあたしの言葉は満更適当なものでも無かった。
どの口がそれ言うーーーっつ!やけど。
お前がそれ言うかーーーっつ!やけどー。
少し驚いた様な顔をあたしに向ける奥さんに、
「夫婦っつーの継続できんかったあたしが言うのもなんなんすけどー。」
あたしは笑ってみせた。
そして、
「そうやっていつか…チャーミーグリーンみたいになっていけたらええってやつでしょうかー。って…古いぃ~!!」
照れ隠しもあってふざけてみせるが、奥さんの大真面目顔はかわらない。
えっつ…。
気まずいやないかーーっい。
そしてしばらく間をおいて、
「不二子さん…ありがとぉ。ありがとうございます。」
ゆっくりそう言った。
えっっ
な…なにーっっっ??
「本当に…ありがとう。すごい…すごい嬉しい。
不二子さん…すごいなって思う。前からちらっと思ってたのだけど不二子さんやっぱりすごいって本当に思う。」
噛みしめる様に言う奥さんの言葉は素直に嬉しい。
誉められるの…
誉められるの…
好きやからー!
そして奥さんは少し興奮気味に、
「色々…不二子さんの事は色々聞いた事あって…
わんぱくもののかのした君とことはうちも保育園一緒やったから、あの子との関わり話も聞いた事あったし、
〇〇町のかむら君の話も聞いたし、不二子さんがPTAやってた時問題になってたはらおかさんと親しい事とかも…」
よ…よぉ知っとぉんのぉーーー??!
「仕事帰って来るのは遅いし呼んでも来ぉへんし気強いって聞いてたけど…。」
そ…そんなん言われてるんや…。
よ…余計じゃね?その話…。
「今回の話も〇△さん派と仲良い人とかは…
うちの旦那が不二子さんに騙されたんやとかって言う人もおるし…。」
誰やーーーっつ
誰や、そいつーーーっつ!!
「見た感じも派手やったりもするし、なんかしゃかしゃかしてはるし…。」
誉めとるんか?
それとも喧嘩売っとるんか??
「どうかなどうかなっていうのはあったけど…。」
こっちもじゃーーーっつ!!
「でもこの間挨拶させてもらった時、あ、なんかこの人違うって…大丈夫って思って…。」
あら…そ??
そう一気に言うともう1度、
「やっぱりそうやって今日思いました。本当…何か…本当ありがとう。」
改めてゆっくりお礼を言ってくれるのだった。
その様子に複雑な想いあれど、自分自身にも何か変化らしきを感じるあたしがいた。