はいほ~

40代、めっさ昭和、母子家庭歴20年、パート社員から開始…現在はぼっろぼろの家で猫との2人暮らししながら

株式会社 いいねいいねドットコム 

の社長ってのしてる、BOSSっすニヒヒ

 

ずーっと…話聴いてて…。

お料理って勿論同じタイミングで順番に出てくるのだけど

 

 

食べながら聴いてて良いのかなっつー気にもなりつつ

わたすの分だけどんどんどんどん無くなってく感じに

ずーっと話聴いてて…。

 

泣けた…。

一生懸命何かに向かってそれ越えた人って絶対太い。

本人は越えよう!とか…

思う事も…思える余裕すらも無く

ただただその時を必死に過ごしてたんやろぉなって思いつつ

 

泣けたぁぁ。

真正面で受け止めて真正面で向き合って真正面で頑張ってると

なかなかダメージきついけど

でもそれは絶対何かに繋がってると思う。

絶対ー!

 

って…あれ??わたす…

ええ事言うてるぶちゅー←いや、別にそんな良い事言ってませんから真顔

 

・・・・・

 

あたしにふられているのにも関わらず勘違いした言動を続けた旦那は恥ずかしい、と言う赤井さんの奥さんは、

どんな想いでこうやって我が家迄やって来てあたしに話をしてくれているのだろうと考えると何とも言えない気持ちになる。

 

それでも、そう思える奥さんだからこそ誤解は解いておきたいと思うあたしは、

 

「いや…。いやいやぁ、ふるとか…

そんなふるとかふられるとかって事も全然無いですよ。

無いですよー??!」

 

そう声をかけると、

赤井さんと直接関わった機会さえほぼ無い事を伝え、疑われる事無い様にとわずかなそれぞれの機会についてもおおよその日時や状況迄細かく伝えた。

 

時々思い返す様な様子を見せていた赤井さんの奥さんはしっかり聴き入れたらしく、まるで他人事の様に

 

「ホンマに変な男やね…。」

 

ぽつりと言った。

 

せやで??

悪いけど…。

貴方の旦那、ホンマ変な男やで??!

 

そして、

 

「うち…今までからも色々色々おかしな事あったけど…

離婚したいって言ってきやったん、初めてやって…。」

 

そう続けると改めて、ここ最近の奇妙な赤井さんについて説明をしてくれる。

 

本来であればそんな説明も、自分は関係無いので家族で話をしてくれと聴く事自体放棄したくなるはずだが、あたしは知ってみたいという気持ちになっていた。

 

それは決して興味本位では無く、

 

えっと…

多分…。

多分興味本位では無い…かな。

 

どこか自分と重なる部分、そしてあまりに自分とは異なると感じる部分を備えている奥さんの状況や気持ちを知りたいという想いと

驕った考えかも知れないが、聴いてあげたいという想いが混在しての気持ちだと自分で分析していた。

 

別れ話を切り出した赤井さんは、

特に具体的な付き合いなどがあるわけでは無い事を強調した上で自分に好きな人ができた事が離婚の理由だと言い、

奥さんには全く問題は無く、奥さんにも子供達にもただただ申し訳く思っていると涙ぐんだと言う。

 

う…嘘やろ。

 

〇△さんとの付き合いを認識していた奥さんだったが、赤井さんがそれ程迄に彼女を思っているとはどうしても思えなかったという。

それでも、その時点で思い当たる相手は彼女しかいなかった為、

赤井さんの自分への離婚提案を〇△さんへ伝えたとの事だった。

 

へ??

 

「えっつ…。旦那さんが離婚しようって言ってきたって…

旦那さんの浮気相手の〇△さんに奥さんから連絡したんですか?」

 

ずっと黙って聴いていたあたしだったが、不思議に思い質問をする。

 

「そう…。あ、でも…

浮気相手としてじゃなくて…。それ迄通り何も知らんふりして

旦那が誰かの事好きなったって…だから離婚したいって言ってきてん、どう思うって相談みたいな感じで…。」

 

奥さんの返答はあたしを更に驚かせるものだった。

 

ひえーーーーっっつ

すげーーーーーっつ

すげぇすげぇすげぇすげぇーーーーっつ!!

 

それはあたしには想像もできない状況だった。