ブルースター | かたばみ日記

かたばみ日記

 好きなものは野辺の草花、古い音楽、二匹の老猫、温かい紅茶と読書の時間。息子は大学生、娘は小学生です。




午後6時を過ぎても
まだ明るい。
なんか嬉しい。



仕事を終えて
母の家に寄ったら
お隣さんがまだ庭仕事をしていて
あ、この人は私の
園芸の師匠なんだけど



持っていきなさい、と
ブルースターをひと枝切ってくれた。



「挿し木できるよ、やってごらん。」




へえー、切り花ではよく買うけど
挿し木できるとは知らなかった。



「簡単よ。ほら、あっちの家もそっちの家も。」



指差す方を見ると
確かにあっちの家もそっちの家も
庭先にブルースターの鉢が。




白い液が付かないように気を付けながら
助手席にそっと置く。








ミントみたいな香りがほのかに広がる。








家に着いたら
もう日は落ちていたけど
薄暗いベランダで
師匠に教わった通り
ちょんちょんと切って
鉢の土に挿し
コップの水をたっぷりやりました。




うまく根付きますように。