豊臣秀吉ゆかりの方広寺 豊国神社。 さらに法住寺へ。 | 近江八幡 いけばなと着付け 十一色の花小路日記

近江八幡 いけばなと着付け 十一色の花小路日記

「じゅうひといろの はなこみち」
近江八幡市にて
池坊いけばな教室と
ラク+キレイ+着崩れない着付け教室を運営しています。
 

 

こんにちは
滋賀県近江八幡市 いけばなと着つけ 『十一色の花小路』
川村節子です。

 

前回の記事の続きになります。

少し 間があいてしまいました・・・あせる

 

京都国立博物館で 秀次公の展示を観覧し 

近くの 智積院のレストランでお食事をし

 

そして個人的に

この界隈は 京都女子学園があり

わたしの学生時代の青春数年間を過ごしたエリアなので

懐かしい想いに一杯になります。

 

女子高生たちが東山七条の交差点を バス停や七条京阪へと歩く

その制服は わたしの時代とまだおんなじなことも 郷愁にひたる一因です。

女子大生たちの姿をみても 高校のさらに上に位置する校舎へ

わたしも女坂を通ったなぁ と しみじみしておりました。

 

学生時代は そうやって通学していたけれど

 

歴女ではなかったので 歴史上のことを探索したことは皆無。

 

豊国廟へも ちょこっと行ったきり。 

 

近年です。 このエリアに 豊臣秀吉が奈良の大仏をしのぐ 大仏と大仏殿を

つくったことなどなどを知るのは。

 

現存する方広寺 そうこのお寺のお名前も 青春時代には知らなかったお寺。

そこにまつわることなど 今となっては とっても興味深いことで

 

今回 京都国立博物館の研修に行くことになり 先輩が

「秀吉の鐘があるらしいね」 とおっしゃり 近くだから 行ってみませんか と

予定をして

少し 下調べをした資料プリントをもとに 向かいました。

 

方広寺は今はこじんまりとなっておりますが 当時の方広寺は 巨大な境内を誇りました。

 

なぜなら 東大寺の大仏をしのぐ大きさの 大仏を秀吉はこしらえたからなのです。

(1595年)

 

ただ その大仏は開眼供養の直前に慶長伏見大地震で大破してしまいます。

 

秀吉の死後 豊臣家がつくった二代目大仏と大仏殿は 鋳造中に火災で焼失

さらに三代目の大仏は 徳川家康の企みもありつつ秀頼に三代目をすすめられ

つくります。

 

そのときにつくられた鐘。 これがのちのちに引き起こす大きなことにつながります。

その鐘楼の鐘の銘文に刻まれたのが 漢詩の「国家安康」「君臣豊楽」という文字。

 

豊臣 という漢字は くっついているけれど

家康 という漢字のほうは 分断されている と 家康本人はもちろん激怒ですが

見解を求められた五山の僧や 儒学者たちも 同意。

 

大問題になり 家康は 許す代わりにと 出した3つから選べという難題も

豊臣側は受け入れがたいと拒絶。これによって 家康が攻め入り

大坂冬の陣となり やがて ご存知のように 堀が埋められますが

大坂夏の陣がおこり 秀頼は淀殿と自決 豊臣家の滅亡となります。

 

三代目の大仏は 豊臣家が滅亡しても 存続しますが その後

1798年(寛永10年)の落雷で三代目大仏は全焼。

1843年(天保14年)に四代目大仏がつくられるが 1973年(昭和48年)失火で全焼。

 

ただし、事件の原因となった鐘は現在も方広寺に存在し、

日本三大名鐘(東大寺・知恩院・方広寺)とされ、重要文化財に指定されています。

 

この鐘ですが

 

やはり 百聞は一見に如かず  ほんとうに とてもとても大きな鐘。

 

鐘を突く 撞木の大きさが 半端なく 巨大な大黒柱並みの太さ。

 

 

 

鐘のぐるりに ずっとある漢詩の中から 件の

4文字 4文字は 白く目印となっています。

 

この接近さも なにかしらの思いを感じてしまいます。

家康の気持ちも わからんではないような気がしたり・・・

 

そして 鐘楼の 天井画も見事。

「迦陵頻伽かりょうびんが」が描かれている。

迦陵頻伽とは 下半身が鳥、上半身が人間の 仏教では極楽浄土に住むとされている。

 

 

さらに お隣は 豊臣秀吉を祀る 豊国神社

 

 

千成瓢箪の絵馬

 

ゆかりのところから 三十三間堂方面へ 歩くと

巨大な石垣。 これが ぐるりずっとあるのが 当時の方広寺の

エリアの大きさと 規模の大きさを物語っている国の史跡

 

 

国立博物館の ここからの姿もたいへん素敵

 

三十三間堂の前の 交番が 大仏前交番 となっている理由を

やっと知る。 ガイドお友達によると 郵便局も 大仏前郵便局 と

なっているそう。

 

その後 すぐ近くの養源院に向かうも お休み。

代わりに というわけではないですが お隣の 法住寺へ。

後白河法皇のお念持仏の身代不動明王を本尊とする古刹。

養源院は 何度かお参りしているけれど ここは はじめて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後に 三十三間堂へ。

ここは わたしは何度も何度もお参りしているので 

ガイド先輩方がお参りされるのを 待合で待たせていただき

 

JR伊勢丹へ向かい カフェでおしゃべり。

 

充実の研修の一日となりました。

 

近江八幡/いけばなと着つけ
十一色の花小路』 右矢印お問い合わせフォーム
                                右矢印サイトはコチラ
■池坊いけばな
◆水曜午後 近江八幡田中江交流の家
右矢印レッスン内容はコチラ


■着つけ  近江八幡またはご自宅にて
◆基礎コース全8回
右矢印コチラ

☆以下はすべて1回完結になります。それぞれレッスン料5000円にてご受講いただけます☆
◆プライベートポイントレッスン(60分)右矢印お申込み・お問い合わせフォーム
◆袋帯二重太鼓結びレッスン右矢印お申込み・お問い合わせフォーム
◆カラテア結びレッスン右矢印お申込み・お問い合わせフォーム
◆1day2時間で着られる浴衣レッスン右矢印お申込み・お問い合わせフォーム
◆金山キモノ部屋考案短太鼓結びレッスン右矢印お申込み・お問い合わせフォーム