八幡堀の四季、中でも花菖蒲は特別です | 近江八幡 いけばなと着付け 十一色の花小路日記

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「じゅうひといろの はなこみち」
近江八幡市にて
池坊いけばな教室と
ラク+キレイ+着崩れない着付け教室を運営しています。
 

 

こんにちは
滋賀県近江八幡市 いけばなと着つけ 『十一色の花小路』
川村節子です。

 

八幡堀は 花菖蒲の季節となり

 

 

 

 

 

 

美しい景色を見せてくれています。

 

四季折々 美しい八幡堀ですが

花菖蒲の八幡堀には、特別な思いを抱かれる近江八幡市民がたくさんおられます。

 

そもそも八幡堀は 八幡山の頂上に 豊臣秀次公が建てられた八幡山城の

防御と水運の両方の役目をあわせもつ堀としてつくられました。


近江八幡は、八幡山城のふもとに城下町がつくられ、出来た町なのですね。

その折、秀次公は人々へ掟をつくられるわけですが そのうちの一つが

琵琶湖を通る船は 八幡堀をつかい近江八幡を経由しなければならない というものがありました。

それによって 商いが繁栄していくわけですが

 

やがて 時代や年月が過ぎると 物流は自動車の時代になり

水運の役目が無くなってきた八幡堀は、

高度成長期の生活排水の富栄養化によってヘドロの堆積、悪臭、ハエや蚊やカエルに

悩まされる、昭和47年頃となってしまいます。

 

遂に 市民の苦情が大きくなり、もとは市民のそういった希望により

八幡堀は埋め立てて駐車場にというその構想が国の予算で決定し 着工。

工事は実は進んでしまいます。

しかしこれに異を唱えた青年会議所の声より「堀は埋め立てた瞬間から後悔がはじまる」が

スローガンとなり保存修景運動が市民の賛同を得、その真意と情熱が大きくなり

県と建設省の心を動かし、年度途中に 250mの埋め立て工事まででストップ。

埋め立て工事はなんと途中で中止となり、保存修景の事業へと昭和50年 切り替えられました。

 

これがなければ 今の八幡堀の姿はない、 そう考えると いつも 胸があつくなります。

八幡堀の風情、情景は、こうして再生され

国の重要文化的景観の第一号として 八幡堀と水郷が選ばれています。

 

この 八幡堀修景工事が完了のときに

堀の両岸に 花菖蒲の1万2千株が 植栽され、また 「八幡堀花しょうぶの会」も

有志の方々でたちあげられ 維持してくださっているわけなのです。

 

変わらぬ姿をいつまでも 

 

八幡堀を散歩するごとに そう思い、今年も花菖蒲をたのしませて頂いております。

 

 

 

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