アレカ椰子の着物と6月19日の思い出と師匠の訃報と | 近江八幡 いけばなと着付け 十一色の花小路日記

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「じゅうひといろの はなこみち」
近江八幡市にて
池坊いけばな教室と
ラク+キレイ+着崩れない着付け教室を運営しています。
 

こんにちは
滋賀県近江八幡市 いけばなと着つけ 『十一色の花小路』
川村節子です。

 

梅雨時にしては 湿度がそんなに高くなかった今日
6月19日。
 

何を着てゆこうかな と 選んだのは

アレカ椰子の セオα

お着物のお店 kaonnさんへ

お願いしていて 一旦 お紐の位置や 着丈の具合などを

見て下さっていたのを経て

最終 出来上がった雨コートをいただきに。

 

 

アレカ椰子のこちらの着物は もう数年愛用していて

 

この ぼかし染めになっている塩瀬の絽の帯と合わせるのも好きで

今日も それででかけました。

 

この組合せが好きだったなぁと思い出しながら

そうだあの時も と 振り返ったのは

師匠の中路喜久子先生が 京都ブライトンホテルで

いけばなインターナショナルのお食事会でのデモンストレーション

 

ちょうど 今頃だったのではないかしら と 

よく覚えているその日のこと。

当日もよく覚えているし 

中路先生の 準備段階もお手伝いさせていただき

そして 前日に 高槻市を震源とする大きな地震があったことも

覚えていて

すでに前日にできあがっていたひとつの作品が

関わったみんなが 中路先生も含めて

花器もろとも倒れて破損したと直感していたのに

揺れに揺れ 花器のお水を目一杯こぼしながら

倒れずに堪えてくれたことも 鮮明に。

 

思い出しながら

別の用件で わたしの生徒さんそれぞれの ファイリングを

年度のはじめの整理をしようとしたら

さきほどの いけばなインターナショナルのデモンストレーションの

思い出を集めたショットの一枚が なぜかファイルにあって

 

そうだそう これこれ 

と 

眺めていたのです。 日付をみると 5年前の

まさに 6月19日。

 

わたしは アレカ椰子のお着物に 染めの夏帯をして

ちょうど中路先生のお隣でのお写真。

 

これを眺めていた わずか約3分後。

 

京都支部からの 連絡網ショートメールが届きました。

 

「訃報のお知らせです。

 京都支部名誉会員の中路喜久子先生が6月7日に

 ご逝去されました。」

 

  と。

 

しばらく言葉が出ませんでした。

 

先生は ご郷里の長崎へ去年の春 帰られました。

 

 

またお会いしたく 長崎へ行きたいと思っていたほどで

とんでもなく早い旅立ちをされたことに

信じられない・・・言葉がありません。

 

パワフルで かつ繊細で やさしくて

いつも綺麗でかっこよくておしゃれで。

 

ご縁あって 先生のもとで学ばせていただいたことを

あらためて感謝しています。

 

奇しくも 今日は その思い出の日とおなじ6月19日

お出かけに選んだアレカ椰子に

お天気がよくなくても この着物は決めていて

雨が降りそうならば 違う帯を考えていましたが

なんとも 梅雨休みの日のような晴れ。

おんなじ組合せにして 中路先生のことをも 思い出す日に

なりました。

ブライトンホテルでのデモンストレーションでは お太鼓結びを

していたに違いないのですが

 

今日は 銀座結び

 

 

 

夏場は お太鼓結びの帯枕の分だけでも暑さを軽減させたくて

銀座結びをするのが好き。

帯枕をする イコール ごく小さなクッションを

背中にあてているのと同じ温度感なんですもんね。

 

 

 

 

 

 

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