感涙 “生きる Living”を観て | 膀胱がんになった、おぺぴゅーのブログ

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1970年生まれの平凡なサラリーマンの日記と、突然降りかかった膀胱癌についての備忘録。

封切られたばかりの映画”生きる Living”を観てきました。


先週、黒澤明の「生きる」をDVDで持っていたことを思い出し、久しぶりに観てから、このリメイク作品を観てきました。


原作と遜色ない仕上がりですが、ネタバレしないように詳しくは書きません(笑)。


胃癌で余命宣告された主人公と自分が重なり、また今の職場にいる若い人たちの輝きを羨ましく感じたり、と今の僕には感情移入できる要素がたくさんありました。僕も昔は若い人でしたが、輝いていたかな?(笑)。


扱ってる内容が地味?なせいか、劇場はかなり空いていました。観客の殆どは黒澤作品を観てそうな50代以上でした。


生きていても死んでるような目をした人もいますし、命の火が消える瞬間まで、輝き続ける人もいますよね。


エンディングに近づき、またしても僕の涙腺はコントロール出来ない状態になってしまいましたが、周りのオジサンや熟年夫婦からも、啜り泣く様子が窺えました。


涙には心の老廃物も流し去る効果があるようですね。いまとても清々しい気分です。


火曜日から始まるBCG療法に、不安は高まりますが、気持ちを切り替える、よいキッカケになりました。


心が疲れていたり、渇いている方にはお勧めしたい作品です!ウインク