人間の脳には、左脳と右脳があり、左脳は言語脳と言われ、言葉や倫理的思考をつかさどり、

右脳は視覚情報の把握に優れていて、

色やイメージ、また人の感情を受け取る働きを持っています。

創造的なことをしたり、企業開発や新商品を生み出すためには、

この右脳と左脳を結びつけ、脳をフル回転させる必要があります。

 

また逆に、世の中で素晴らしい作品を生み出している人や、

仕事ができると言われる人は、この右脳と左脳のパイプが太く

脳の働きが活性化している人とも言えるのではないでしょうか。

 

 

しかし、そういった一部の人を除いて、溢れる情報の中で、

左脳のみが発達し、知ったつもりになり、

実際に五感で感じて、自分で考えて決断するという

能動的行動する人が少なくなっているようにも思えます。

 

 

また管理職と言われる地位の人や、学校の校長先生と言われる人の中には、

退職後に認知症(痴呆症)になる人も多いと言われています。

ある程度の地位にある人は、周りから「こうあるべき!」

と言うような言動を求められたりします。

本来の自分の姿ではなく、

役職の仮面をかぶって仕事をしている場合が多々あります。

そして、何十年も感情を抑え続けているうちに、

感情表現がヘタになり、いつの間にか「自分の感情の部屋」の

鍵をかけたまま生活をしていくことになり、

脳の能力にダメージを与える場合が多くなるといいます。

うまく感情のコントロールできる人は、そこまでならないでしょうが、

仕事一筋で真面目な人ほど仮面をかぶることで、

「らしさ」を保っているのかもしれません。

 

 

1996年、NHKで「ボケと戦う、働き盛りの脳が眠るとき

という衝撃的な内容の映像が放送された。

50代前半の働き盛りのサラリーマンを襲った認知症とその闘病生活」を

映し出したものだが、商談中に突然働き盛りの中年サラリーマンを襲った認知症。

本人のみならず、周りの人達も唖然としてしまった。

 

番組の中で、男性の脳を撮影したところ、

左脳部分に比べ、右脳部分が明らかにやせ細っていた

この男性は、家に帰っても仕事の話しかせず、

休日は接待ゴルフという生活を送っていたそうである。

医師によれば、若年性認知症になる人は、

こうした仕事一筋のタイプに多いという。

 

脳内の血液の流れが極めて悪く、脳細胞の活動がほとんど休止している状態だった。

約1千億個あると言われる人間の脳細胞は、

20歳を過ぎると毎日10万個ずつ死滅していくと言われている。

しかし、人にもよるが、死滅していく脳細胞以上に、

使われていない脳細胞の数は、それ以上とも言われている。

 

この例のように、左脳だけに偏った生活を続けることで、

右脳が萎縮してしまい、脳にダメージが生じることもありうるのである。

 

若年性認知症の増加は、私たち文明人への警告のようにも思える。

もっと右脳を使って、五感で感じとり、感情豊かな生活を見直すことの必要性を感じる。

 

 

 


 

仕事で成功を収めた経済界のトップの方たちの中には、

絵を描かれる方も多いと言われている。

例えば、ホンダの創業者であった本田宗一郎氏は、

仕事に疲れるとよくキャンバスに向かい絵を描いていたと言われる。

その習慣が、想像力やアイデアを生み出す原動力でもあったのかもしれません。

 

また、イギリスの元首相チャーチルが日本画家であったことはご存知ですか?

 

絵を描くまでではなくとも、色を使って内なる思いを表現することは、

右脳の活性化にもつながり、感情豊かな生活を送ることができます。



 

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最後までお読みくださりありがとうございました。