なぜ人々は花火の美しさに魅了されるのだろうか?
一瞬の絵画、夜空のアート、花火!
日本の花火職人の技は、年々進化し高度な配色や形を可能にしてきた。
難しいと言われてきたパステルカラーや立体花火をも実現化されている。
観る側の期待もどんどん膨らんでいく。
そのあくなき期待と追求はどこまで続くのだろうか?
さて、その花火の色について見てみましょう。
花火には基本色と言われる7色(紅・青・緑・黃・紫・銀・金)があります。
そこに最近では難しいと言われてきたパステルカラー5色
(ブルー・ピンク・レモンイエロー・オレンジ・ライム)
が加わり12色となりました。
では、花火の色はどうやって作るか知っていますか?
よく煮物をしていると、吹きこぼれたりしますよね。
その時に、ガスバーナーの炎の色が青色から
オレンジに変わるのを見たことありますね。
それは、煮物に含まれている塩分(ナトリウム)による「炎色反応」なんです。
「炎色反応」とは、金属を燃やした時に、
その金属の種類(元素)によって決まった色を放出することをいいます。
下の図は、バーナーの炎でそれぞれの金属を燃やした実験での色です。
花火は、その「炎色反応」を利用していろんな金属化合物を混ぜて
色を作り出しているわけです。
これらの混合によって、難しかったピンクやレモンイエローといった
パステルカラーも次々と実現可能になってきているのですね。

そこに至るには、煙火業者の独特の色合いを出す工夫や努力が加わって
実現へと結びついているということを知って、一瞬の芸術を楽しみたいですね。
一般的に打ち上げ花火は、花火玉の中に、2種類の火薬が入っています。
一つは上空で花火たまを割る役割の「割り火薬」です。
もう一つが、「星」と呼ばれる火薬で、花火の光の一つずつになる様々な色です。
この「星」には「炎色反応」を起こす金属が含まれています。
「星」に入っている成分が、上空で火薬により燃えて「炎色反応」を起こし、
金属の種類ごとの様々な色を出すわけです。
こうした花火の「星」は、真ん中にある「しん」に向かって、
上空で「星」が外側から燃えていくため、
だんだんと色が変わっていくのだそうです。
花火の美しさは、しんの周りに少しずつ火薬をつけて
大きくしていく作業で作られていくので、
美しい花火作りは、
職人の技にかかっているといっても過言ではないですね。
さあ、能書きはそのへんで、花火の美しさを堪能してくださいね。
2012大曲全国花火競技大会・優秀賞「虹色のブーケ」
準優勝「聖礼花~パアステルカラーの奇跡~」








