父から自分の人生は自分で決めるように言われたジュンヌは、
自分には将来の夢や希望もなにもないことに気がついた。
高校は希望校に入れたものの、
その先のことは何も考えていなかった。
群馬県は、
養蚕が盛んで、富岡の製糸工場が有名だが、
養蚕は主婦が参加する仕事でもあったため、
女性が働くことは当たり前になっていた。
昔の統計で一番兼業主婦が多い県と言われていたらしい。
「女性は手に職を持つといい!」
「そうすれば、一人になったとしても食べていけるから」
と子供の頃から母に言われ続けられていた。
そんな母も、和裁をしながら生計を支えていた。
そのため、女性が働くことは当然のことのように思っていた。
高校3年生になったジュンヌは
初めて自分の仕事について真剣に考ることになった。
「どうせ働くなら、好きなことを仕事にしたほうが飽きないだろう」
ジュンヌは、自分の好きなことってなんだろうと自問自答することに。
父の影響で、小さい頃から絵を描くことが好きだったが、
「絵で食べていくのは難しいだろう」とは子供ながらに思っていた。
そして、母の影響で、見よう見まねで自分の洋服も創っていた。
母に教わりながら高校生の時の私服はほとんど自分で創った。
「絵を描くこと」と「洋服を作ること」
この2つを仕事にするにはファッションデザイナーしかない。
「ファッションデザイナーになる!」と決めた。
だが、ファッションデザイナーは
あくまでも仕事とした選んだ職業であるである。
では、
ファッションデザイナーとして仕事をした後は何がしたいのだろうか?
その時、
父と観たフランス映画のパリの街並みが脳裏をよぎり、
なにかノスタルジックな気分になった。
「そうだパリに住もう!」
「そして語学を勉強しよう!」
「語学を勉強した後はどうする?」
ジュンヌの頭の中は、未来の階段を登っていた。
ふと、子供の頃からの冒険心が浮上し、
そうだ
「一番ワクワクすることをしよう!」
一番ワクワクすることとは
小さい頃から「宝探し」だった。
ジュンヌにとっての「宝探し」は、いろんな好奇心を満たすこと。
自分の目で見て体験して未知の世界の宝物を探して行きたい。
「最後は宝探しにしよう!」
そのためには
「仕事をしながら世界を周るのがいいだろう!」
このとき、ジュンヌの人生の設計図の青写真ができた。
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ファッションデザイナーとして働く!
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パリに住む!
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世界を周りながら仕事をする!
