最近アウトプットの重要性を耳にすることが多くなりました。
インプットとアウトプット(入出力)は、データーなどの「ものごと」の流れにおける
出入りのことで、入力と出力を言います。
ビジネス用語としては、
一般的に仕事に関する知識や技術を取り込むことをインプットといい、
インプットで吸収した知識や技術をもとに、
成果や実績へとつなげることをアウトプットと言います。
つまりインプットだけで、アウトプットをしなければ
結果が出ないことになりますね。
よってアウトプットが大切だということは良くご存知だと思います。
では、色の『インプットとアウトプット』って、どんなことだと思いますか?
色彩セラピーの分野でも、色を使って外側から癒す方法と、
内側から癒す方法があります。
つまり、外側から癒す方法は受身的なもので、
内側から癒す方法は能動的なものと言えるでしょう。
まず、色彩効果を外側(環境など)から内側(心理)に取り入れる方法は、
それがセラピーだと意識しないで行なっていることが多いものです。
例えば、自然の緑や海の青さ、夕日の色などに癒され、
日常の中で無意識に色を取り入れ、心のエネルギーの補給を行っています。
また、それらの効果を求めるために色彩心理を利用して、
積極的に取り入れている場合もあります。
アメリカの刑務所や少年院で
色を使った実験が行われたことがあります。
施設内の壁や天井をピンクに塗り替えたところ、
暴力的な行為が目に見えて減ったという結果が出ました。
その効果に注目して、
独房内の壁や天井をピンクに塗る刑務所もあるということです。
病院では、患者さんの気持ちを和らげるために
看護師さんのユニフォームをパステル系に変えているところもあります。
また、自由闊達に意見を交換したいときには「赤い会議室」で、
冷静に分析したり、反省したりするときは「青い会議室」でという
「赤い会議室」と「青い会議室」を持っている会社もあります。
これらは、色を利用して心理状態に影響を与えている部分です。
インプットのセラピーは、精神状態だけでなく、
体内のメカニズムにも大きな影響を与えています。
『色彩効用論』の野村順一氏は、どの色と接しているかによって、
人間の筋肉は弛緩したり緊張したりすると言っています。
最も緊張した筋肉の状態になる色は「赤」で、
最も弛緩した状態になる色は「ベージュ」などのパステルトーンだそうです。
そういった意味からも、和室の畳や壁、天井の落ちついたベージュ系や茶系は、
筋肉の弛緩状態をもたらしてくれる理想的な空間であると野村氏は述べています。
一方、アウトプットのセラピーは、セルフセラピーとも言われ、
自分の内側から癒していく方法で、
「イライラやストレスを抱えて落ち込んでいる」時には効果的です。
心の中に溜まっているマイナスの要因を色を使って吐き出し、
自分にとって心地よい色を取り入れていくという方法です。
夜寝る前10分ほどやるだけで、翌朝の目覚めが変わります。
セミナー内のワークショップでも行っていますので、
ご興味のある方は一度実際に体感に来てみてください。
欧米では、小児がんなどの病棟で医師とセラピストが協力して
絵画セラピーなどが行なわれています。
このセルフセラピーは、自分で心のケアをすることができ、
継続的に行うと効果は大きいものです。
これからの情報社会に生きて行く人間にとって、
このような色を使ったアウトプット(セルフセラピー)は、
健康な心と体を保っていくためにも必要な分野であると確信しています。
みなさん、よい週末をお過ごし下さい






