1960年代後半に起こった「ピーコック革命」を知っている人は、ファッションに詳しい人か、それなりの年代の人かもしれませんね。
ピーコックとは孔雀のことで、孔雀は雄の方が華麗であることから、男性もオシャレに目覚めようという革命的な動きが起こり、それを「ピーコック革命」と呼んだわけです。
でも実は、孔雀だけではありません。
目を奪うようなおしゃれな鳥たちがたくさんいます。
そう、熱帯や密林に住む鳥たちです。
今回はそんな彩り鮮やかな鳥たちをたくさん紹介します。
一般的に鳥は、雌より雄の方が綺麗な色彩をしていますが、
特に、熱帯に住む鳥には度肝を抜かれます。
では、なぜ熱帯に住む鳥たちは、派手な色彩をしているのでしょうか?
うっそうとしたジャングルでは、異性の鳥同士が出会う確率が少ないわけです。
そこで、目立って異性の気を引くために極彩色で、
しかも大きな声で歌う鳥が多いとされています。
当然目立てば「天敵」に見つかる確率も高いわけですが、
それを戦いに強い雄たちが、かって出ているというわけです。
当然、雌やヒナたちは、目立たない地味な色をしています。
派手になればなるほど、天敵からも狙われやすいわけですが、
そんなことはもろともしないで、甲斐性のある強いオスを誇示している鳥は、さらにモテるわけですね。
当然、モテる雄はたくさんの子孫を残し、
地味男くんは、繁殖できずに、自然淘汰されていきます。
このように強いものが残るという原則のもとに、熱帯の鳥たちは、
どんどん派手になっていったと言う説が一般的です。
熱帯雨林の中でも、オウム類は「雄雌同色」ですが、なぜなのでしょうね。
わざわざ両方が目立ってリスクをあげる必要はないと思うのですが・・・?
その一説として、
「鳥の羽の赤色色素は、羽に住むバクテリアを防いでいる」と言うデータもあるそうです。
オウムの他にカワセミも雄雌がほとんど同じ色をしています。
カワセミの場合は、縄張りを持つ鳥なので、
自分たちの縄張りをしっかり示すためとも言われています。
カワセミの場合は特に「背中の羽の色」がとても綺麗な青色です。
もともとは、あのようにきれいな青い色ではなく、
羽の細かな作りによって光の干渉(かんしょう)という作用によって
美しい青色に見えるわけです。
このような見え方をすることを「構造色(こうぞうしょく)」といいます。
たとえば、シャボン玉が光によって虹色に見えることや、
CD
が光にあたるとキラキラと不思議な色が見えることなど。
CDの表面の細かい溝が光に反射して、不思議な色をもたらしているのだけれど、
それを「構造色」というのです。
また、鳩の首の周りが虹色に見えたりすることがありますね。
カラスの羽も、もともとは黒色なのだけれど、
光の当たり方で、緑色とか紫色に見えたりしますね。
これも「構造色」なんですよ。
同じように「構造色」によって彩を出しているのは鳥はたくさんいますが、鳥だけではありません。
密林に生息する神秘の蝶「ブルー・モルフォ」もその仲間で、玉虫色をしています。
このように色を楽しみ、おしゃれをしているのは、人間だけではないですね。
いろんな鳥や昆虫、動物、魚、植物、あらゆる生命あるものは、
何らかの自己表現の方法の一つとして色を使っているわけですね。
生物でなくても鉱物も魅惑の色の光を放ち、人間の心を虜にたりしていますね。
全ては、太陽という光なしにはありえない色彩です。
太陽のエネルギーは色彩を伴って私たちに生命を与えてくれています。
色のことをもっと知ることによって、生命との関わりも見えてきます。
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