Juju:江戸時代を超スピードで通り過ぎてきたけど、まだまだ話したいことがいっぱいあったので、また戻ってきましたよ。

 

 
江戸初期の着物  


江戸時代の概略をまだ話していなかったので、簡単に説明するね。

 

  
           江戸中期の着物と小袖 
 


江戸時代は1603年、徳川家康の征夷代将軍補佐で始まる。

旧武家階級は没落し、庶民の経済力が伸びていく。

徳川幕府が成立して約100年後、戦乱も収まり太平の世が訪れる。

 

江戸初期(慶弔)・・・京都が文化の中心の時代

江戸中期(元禄)・・・大阪が文化の中心の時代

江戸後期(文化・文政)・・・江戸(東京)文化の中心の時代

 

武士の時代でもあり、参勤交代で江戸の町は男性が圧倒的に多かった。

 

Juju:なるほどね。

それで吉原がつくられ、遊郭が繁盛したわけね!

 

ところで、江戸庶民や・大奥女性たちの楽しみは他にもあったようです。

それは「歌舞伎」や「相撲」など。

特に歌舞伎役者のうちでも男女問わず人気だったのが、

装姿の女形(おやま)、なんといっても瀬川路考さん。


その路考さんの舞台衣装のカラーが女性たちに大人気で、

路考茶」と名付けられて流行したそうよ。




 

 


                  瀬川路考と路考茶


  

Juju:江戸時代も中期になると、町人たちが富を築き次第に贅沢になっていった。

そこで幕府は「奢侈禁止令(さしきんしれい)を出し、庶民の華美や贅沢を禁止した。

そのために「茶色」や「鼠色」、「紺色」が大流行して、

四十八茶 百鼠』と言われるほどの多くの名前が付けられたそうよ。


 
 

その上、表地は我慢しなくてはいけないので、裏地に超高級素材を使ったり、

綺麗な色や模様を施すことでおしゃれを楽しんだってわけね。

 

つまり、裏地にこるということは、ほかの人には見えないわけだから、

気づいてくれる少しばかりの素敵なお方だけにわかっていただける究極のファッションだったのね。

なんと粋な発想なんでしょう!

この時代は、しま柄格子柄も大流行してたわね。



  

これも平安時代の「禁色と同じですね。

工夫の中から生まれた文化ね。

 

Juju:ところで江戸っ子といえば「粋でいなせ」な江戸っ子気質があるけど、

その「」ってどんなものなのかしら?


まず、「粋」について説明しましょうね。

 

」とは、関西と関東では違った意味をもっている。

関西の「粋」は「すい」といい、「水」(洗練されたものに対しての語)であり、

関東の「粋」は「いき」といい、「息・意気・生き」(生き方全般に対する語)である。

 

江戸の「粋」の定義は、庶民の生活から生まれた美意識からきている。

媚態(いろっぽさ)・・・男と女の平衡的関係において生じる緊張感。

意気地(いなせ)・・・とび職・芸者(冬でも素足、薄化粧、着膨れはNG、太ってはいけない・etc

諦め(執着心を持たない)・・・潔さ、宵越しの金は持たない


 
 
いなせなファッション



Juju:なるほど、こういう定義のもとに「江戸っ子気質」は生まれたってわけね。

特に着こなしは、体にフィットしたデザインで細身に見せることが基本なんですって。


そうしてみるとここでのファッションリーダーは、歌舞伎役者であり、芸者さんだったわけね。

平安朝の優雅な世界にも憧れるけど、

江戸っ子の潔い生き方は、jujuも共感できるところがあるな~。



このような生き方は、長い歴史を経て、

京都人と東京人の生活の中に受け継がれているってわけね。

 


  





 






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