パリに行かれた方は、

可愛い子猫の絵はがきを目にしたことがあるかと思います。

 

もう随分昔の話なので、

今はもう売っていないかもしれませんが、

猫の写真家、相良真二郎氏の撮影のお手伝いをしたことがあります。

 

先ずは、子猫を探すところから始まりました。

デパートやペットショップへ行って、

イメージに合う子猫を買ってきます。

 

そして撮影場所へ行き、撮影が始まります。

 

この写真は、キオスクの絵はがき売り場で許可をもらい撮影をしたものです。

 

 この絵はがきは、子猫がParisの文字の上から覗き込んでいますが、

これは、私が後ろから子猫の足を支えての撮影でした。

 

次の絵はがきは、エッフェル塔をバックに空を見上げています。

 


この時も、私が猫じゃらしのようなものを揺らして目線を上に向けさせたものです。

 

こんな感じで、撮影場所を探してあちこちと移動して作り上げて行きました。

一日で終わらない場合は、私のアパートに預かり、撮影を続けたわけですが、

撮影が終わった後の子猫はどうしたかといいますと、

買った店に持っていって、無料で引き取ってもらったり、

引き取ってもらえない場合は、私がミニ新聞や、本屋さんの掲示板などにアノンスを出して、もらってくれる人を探しました。

 

幸い、すぐに里親は見つかり、

子猫にとっても、ハッピーでした。

 

その中の『姫』と名前をつけられた子は、

パスポートを作ってもらい、日本にやって来たんですよ