ウォール・ストリート・ジャーナル 日本版
http://jp.wsj.com/World/China/node_146111
China Real Time Report 2010年 11月 9日 17:20 JST
転記開始
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中国経済、7-9月期に予想以上の加速か=WSJ調査
中国の経済成長は7-9月期に予想以上に加速した可能性があることが、ウォール・ストリート・ジャーナルによる最新のアナリスト調査によって明らかになった。公式統計とは異なる結果であり、最近の利上げの背景とも考えられる。
四半期ごとに実施しているこの調査では、主要国が採用する季節調整済み前四半期比ベースの成長率をエコノミストに推計してもらい、集計する。中国当局は、国内総生産(GDP)を前年同期比ベースで発表しているが、その方法だと景気の転換点が見極めにくい。
先月の中国国家統計局の発表によると、7-9月期のGDPは9.6%増と、4-6月期の10.3%増よりも減速したことが示された。この数字は市場の予想通りで、2008年後半に実施された大規模な景気対策による過熱リスクを回避するために徐々に景気を冷ましているという政府の公式声明とも一致している。
だがこの数字をじっくりと検証すると、もっと複雑な構図が見えてくる。調査に参加したエコノミスト12人の推計によると、7-9月期成長率の中央値は、季調後前四半期比年率で9%増となり、4-6月期の8.2%増から加速している。本紙が8月に実施した前回調査で アナリストらは7-9月期のGDPは7.9%増に減速すると予想していた。
中国経済が勢いを取り戻した理由は様々だ。購買担当者景気指数(PMI)調査では、8月以降、それまで数カ月にわたって減少していた製造業の在庫が増加に転じたことが示されている。政策も、政府発表に反して、実際には景気をあおったようだ。4-6月期には黒字であった財政は7-9月期に赤字に転じた。結果的にそれが成長を促進し、堅調な銀行融資を維持した可能性がある。
だがほとんどのエコノミストは、7-9月期の回復は、下方トレンドの一時的な反発にすぎないとみているようだ。景気対策が功を奏し、09年初めには二桁の成長を遂げたGDPも、来年は9%前後に落ち着くというのが大方の予想だ。今年10-12月期の成長率予測は中央値で8.7%増になっている。
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転記終了