西岡伝説の最終章 王者対王者 「西岡VSドネア」戦が終わった
9R TYO 勝者ノニト ドネア 残念ながら西岡は敗れた
「ボクシングを極めたい」常にこの言葉を言い続け
今まで日本人ボクサーなど見向きもしなかった世界ボクシングの中心
アメリカで「モンスターレフト」の称号で唯一存在を認めさせたチャンピオン
西岡利晃 試合は1Rから緊迫感がみなぎっていた
右ガードを高く上げドネアの左フックを封じる西岡
早いコンビネーションと小刻み動くフットワークで始動したドネア
西岡のジャブの打ち終わりに必ずコンビネーションを放ち西岡の
モンスターレフトを封じるドネア
西岡のモンスターレフトはジャブで距離を図る そのジャブを封じた
西岡は前半に強いドネアに対し中盤から後半勝負にでる作戦だ
意図は分かるし正しいと思う ただドネアのフットワークが早い
一方西岡は右ガードを高く上げているのとドネアの左を警戒して
動きが少し固い 「スピードキング」と称される西岡のスピードとは
サウスポー特有のポジショニングのうまさだ つまりフットワーク
そのフットワークが ドネアの方がいい
もう少し西岡は右へ もう少し右へ出て と思うラウンドが続いた
6Rドネアのショートアッパーで西岡ダウン
これで逆に硬さがとれてくれ 祈るように画面を凝視する
ダメージを精神力で克服し左ストレートの相打ちを放つ西岡
そして 9R 左ストレートを撃ち込むため
ドネアをロープに追い込んだ西岡
モンスターレフトを放つ まさにその瞬間 
ドネアの右ストレートが撃ち込まれた 西岡再びダウン
立ち上がりファイトを続行しようとした西岡を
田中トレーナーが止めた 深刻なダメージから西岡守るために
適切なストップだと思う 無事な姿で選手を家族のもとへ帰してあげること
が最も重要なトレーナーの仕事なのだから
試合後ドネアが西岡のコーナーに行き日本語で
「ありがとう」と言った これがドネアの素晴らしさであり
そのドネアに尊敬される西岡の素晴らしさだ
その後の国際インタビューでも日本語で
「ありがとう ございました」と日本語でドネアは語った
西岡利晃を通じてその西岡を生み出した日本にも
感謝を表してくれたドネア まさに愛される世界のスーパースターである
西岡利晃 誰もが絶望するであろう試練を克服し
日本人チャンピオン未踏の頂に挑んだ男
あなたの伝説は永遠です 同じ時代同じ国に生まれたこと
ボクシングファンとして幸せに思います
どうか胸をはって奥さんと こひめちゃんのもとに帰って来て下さい
西岡利晃氏には心から敬意を表します
そしてドネア あなたは強かった


いよいよです 西岡利晃VSノニト ドネア
アジアが世界に誇るスーパースター対決が明日午前11時 ついにゴング!
西岡利晃!4度の世界戦奪取失敗 アキレス腱断裂
その彼が世界のベルトを手にしたのは32歳の時
その彼が日本人チャンピオンが誰も到達した事のない高みまで登りつめた
よくぞ成し遂げた!まさに伝説を作り上げた男の最終章
それがドネア戦 ノニト ドネア よくぞ同時代に!
ライバルなくして伝説は生まれない すでに4階級制覇
フラッシュと例えられるスピードからくりだされる必殺の左フック!
天性の当て感に勝負度胸 持って生まれたスターの資質
その両者がアメリカのリングでついに激突
アメリカ 世界のボクシングの中心 
日本人チャンピオンには今まで無縁の地
アフリカ系アメリカンや中南米人の聖地
その聖地が認めたアジア人同士の「世紀の一戦」
ライバル対決の世紀の一戦ということであれば
アリ VS フレイジャー
レナード VS ハーンズ
にも匹敵するであろう好カードである
このファイトに賭けられた4つのチャンピオンベルト
お互いを認め合った両者が 互いのプライドを賭け
最強の称号を手にするために激突
その先に見えるものとはどんなモノなのであろう
競技としての勝者は結果として存在する
この二人はこの高みに登りつめただけで
二人とも勝者だと心から思う
ボクシングファンで 日本人で良かったと思える試合である
谷口ジロー氏 狩撫 麻礼氏の「青の戦士」の一節を思い出す
「言葉の無力さに絶望した果てに
 拳の雄弁さに賭けた男たち
 BOXSER 全ての男の 夢の代理人」
両者悔いのないファイトを そして祝福を 
音楽の話ってほとんどしたことないな と ふと思いました
帰省して8年が経ちましたが うん ほとんどありません
「本日・未熟者」は中島みゆきさんの歌のタイトルです
こう見えても あ 見えてない すみません これでも
中学2年のとき新聞配達をしてドラムを買いました
ロックミュージシャンに憧れて というのではありませんでした
サッチモことルイアームストロングの映画が子供の頃好きで
ビッグバンドジャズ スイングジャズがやりたかった
でもいざメンバー集めてみると70年代後半ですからロックばかり
しょうかたなく 皆んなのやりたいジャンルを多数決で決めたら
ハードロック ディープパープルのコピーバンドと相成りました
正直「あ~やかましい なんでこんなんがええんじゃ」
と思いながらも中学 高校とハードにロックしてました
ええ学生服で ええっ七三分け刈り上げ頭で そりゃもう
ブリバリにガンガンやかまし~く演奏した後
ウチにかえって柳家小さんの落語を聞いてホッとしている
そんな生粋のロックンローラーな私ですが世界一好きなミュージシャンは
と聞かれたら「中島みゆき」さんです
高校卒業と同時に漫画家目指して上京しその頃の自分を励ますテーマ曲は
「小石のように」という曲でした
川の流れにのって海へと流れていく小石
仲間達との別れより未知の世界への憧れや旅が楽しい小石
かわの流れに体を削られ川も大きく深くなり誰にも見えなくなる小石
そして砂になり砂は海ヘ海は空へ そしていつかあの山へ
20歳で漫画家のアシスタントになった頃は おなじみ
{ファイト!」がテーマ曲 ほんとこの曲には何度救われたことか
そして今 44歳でおふくろの病気で帰省 47歳で田舎に在住したまま
もう一度漫画家になると決めてからは「宙船」
20代から30代にかけての十年間くらいでしょうか
日本のミュージシャンの歌詞を眼で追いながら曲を聞くというのを続けた結果
中島みゆきがただ一人 不敵な微笑を浮かべながら仁王立ちしておりました
一人の女性の状況を浮かび上がらせ その心象風景をこれしかない
という言葉をちゃんと見つけてきます 恐ろしく的確です
代表例はいくつも有りすぎるくらいですが「ほうせんか」という曲
同入部は お客さんを立ち止まらせ振り向かせなければならないので
「悲しいですね 人は誰にも 明日流す涙が見えません」という
だれもが共感出来る つまり 自分の思い出を投影して
ヒロイン気分に浸れるような出だしです(それだけでも凄いのですが)
2番の歌詞のアタマ
「悲しいですね 人はこんなに 一人で残されても 生きてます」
これには衝撃を受けました 世界中の物書きが生涯かけて
描こうとしているのは まさにこのことです!
それをいとも簡単に平淡な でもこれ以外はない言葉で 現してくれました
「本日・未熟者」この歌もいい歌ですが タイトルもいい
未熟者 と 思うと悲しくなります 
でも 本日を前に付けると 救われます
「明日は ほんの少し ましな 未熟者 でありたい」
そんな思いで生きています