映画が好きです だから映画館が好きでした
劇場が暗くなり 映写機の音がカタカタと聞こえてくる
映画のフィルムに込められた物語がスクリーンに映し出されます
どんな世界に連れていってくれるのかワクワクする瞬間でした
世界中の幾多の傑作も いくつかの名作も
みなフィルムにおさめられてきました
今年国内最大の映写機メーカーが倒産しました
国内唯一の映画フィルムメーカー フジフィルムが映画用フィルムの
生産を中止しました
事実上日本でフィルムによる映画撮影は消滅するということです
アナログがデジタルに変わる それだけじゃないか
そう言われるとその通りです 別に映画が無くなるわけじゃありません
でも映画ファンとして絵による表現者として寂しい辛い思いがします
まず 何よりも その理由「安上がり だから」という事です
全国ロードショーなどの大作になると配給先が800館くらい
フィルムだと焼き回しに一億円以上かかります
これがデジタルのデータコピーだと300万くらい
経済最優先の世の中では当然の以降なのでしょう
昔ながらの映画のあり方をただ懐かしんでいるのではありません
映画の表現方法としてデジタルの方がこんなに優れている
というのであれば納得できます しかし残念ながら
映画の芸術性よりも 金 ただそれだけです
フィルムだと何が凄いのかと思われるかもしれません
フィルムにしか宿らないドラマの空気はまぎれもなく存在します
その空間でしか描けないドラマというものを監督たちは
いかに描くか「自分だけ」の映像世界をいかに構築するか
独特の「映像美」はその試行錯誤から生まれました
だから巨匠・名匠といわれるような監督は映画のワンシーンを
観ただけでだれの映画かすぐわかります
当然映画にかかわる全ての人たちの技術も向上します
撮影監督はもとより美術や音響 そして最後に最も大事な
役割を担う映写技師の方にいたるまで最高のものにしようと
腕を磨きます 日本は職人の国です
だから優れた映画職人が大勢います
その全ての人たちを「安上がり」というだけで消し去ろうとしています
やりきれぬ思いが どうしても込み上げてきます
デジタルを否定しているわけではありません
今の映画にも面白いものはたくさんあります
「猿の惑星 創世記」はただ一種の猿が自らのアイデンティティーに
目覚めていくのが上手にCGで表現されてました
でもどの監督も似たような映像で観ただけだれが監督か分からない
というものが増えたのも事実です
ワンシーンだけで「あ! 黒澤だ小津だ溝口だキューブリックだ
デ・パルマだペキンパーだヒッチコックだリドリースコットだ」
と分かる そんな映像美は最近の監督にはありません
多くの業種で経済効率を理由に大事な技術とともに
人が大切に築いてきた 何かが失われていきます
映画の世界も今のままではそうなります
何とかアナログとデジタルが車の両輪のように進んでいく
そんな風に進化してくれればと願ってます
劇場が暗くなり 映写機の音がカタカタと聞こえてくる
映画のフィルムに込められた物語がスクリーンに映し出されます
どんな世界に連れていってくれるのかワクワクする瞬間でした
世界中の幾多の傑作も いくつかの名作も
みなフィルムにおさめられてきました
今年国内最大の映写機メーカーが倒産しました
国内唯一の映画フィルムメーカー フジフィルムが映画用フィルムの
生産を中止しました
事実上日本でフィルムによる映画撮影は消滅するということです
アナログがデジタルに変わる それだけじゃないか
そう言われるとその通りです 別に映画が無くなるわけじゃありません
でも映画ファンとして絵による表現者として寂しい辛い思いがします
まず 何よりも その理由「安上がり だから」という事です
全国ロードショーなどの大作になると配給先が800館くらい
フィルムだと焼き回しに一億円以上かかります
これがデジタルのデータコピーだと300万くらい
経済最優先の世の中では当然の以降なのでしょう
昔ながらの映画のあり方をただ懐かしんでいるのではありません
映画の表現方法としてデジタルの方がこんなに優れている
というのであれば納得できます しかし残念ながら
映画の芸術性よりも 金 ただそれだけです
フィルムだと何が凄いのかと思われるかもしれません
フィルムにしか宿らないドラマの空気はまぎれもなく存在します
その空間でしか描けないドラマというものを監督たちは
いかに描くか「自分だけ」の映像世界をいかに構築するか
独特の「映像美」はその試行錯誤から生まれました
だから巨匠・名匠といわれるような監督は映画のワンシーンを
観ただけでだれの映画かすぐわかります
当然映画にかかわる全ての人たちの技術も向上します
撮影監督はもとより美術や音響 そして最後に最も大事な
役割を担う映写技師の方にいたるまで最高のものにしようと
腕を磨きます 日本は職人の国です
だから優れた映画職人が大勢います
その全ての人たちを「安上がり」というだけで消し去ろうとしています
やりきれぬ思いが どうしても込み上げてきます
デジタルを否定しているわけではありません
今の映画にも面白いものはたくさんあります
「猿の惑星 創世記」はただ一種の猿が自らのアイデンティティーに
目覚めていくのが上手にCGで表現されてました
でもどの監督も似たような映像で観ただけだれが監督か分からない
というものが増えたのも事実です
ワンシーンだけで「あ! 黒澤だ小津だ溝口だキューブリックだ
デ・パルマだペキンパーだヒッチコックだリドリースコットだ」
と分かる そんな映像美は最近の監督にはありません
多くの業種で経済効率を理由に大事な技術とともに
人が大切に築いてきた 何かが失われていきます
映画の世界も今のままではそうなります
何とかアナログとデジタルが車の両輪のように進んでいく
そんな風に進化してくれればと願ってます