「金パラ」の価格改定が2020年3月5日に告示され、2020年4月1日の診療報酬改定から反映される。

2020年4月改定の保険償還価格は、2019年9月単月の市場実勢価格調査を基に、その後12月までの素材となる金属(金、銀、パラジウム)の価格変動で補正して決められる。

これまでは1グラム1675円の30グラム換算5万250円であった。

今回の告示価格は1グラム2083円30グラム換算6万2490円となった。


直近10日間-12%金パラ(金パラジウム) 買取相場の価格推移表(グラフ)


金相場グラフ


銀相場グラフ


パラジウム相場グラフ



(加藤の一言)
現状とりあえず、4月改訂で金パラ「逆ザヤ」問題は解消されると推測される。
今日は、金パラ30グラムを58000円で買ったが、現在の 金・銀・パラジウム相場グラフからすると、このご時世なら金属相場は下落するとみるが、これ以上相場が上がればまた「逆ザヤ」になる。しかし金属相場を気にしなければいけない医療というのはいかがなものであろうか。
 
 
(関連資料)
消費税と診療報酬について
●厚生労働省が定める診療報酬や薬価等には、医療機関等が仕入れ時に負担する消費税が反映されています。
●令和元年10月1日から消費税が10%になることに伴い、診療報酬の一部が引き上げられます。