歯科技工士の勤務状況等



統計表「就業歯科技工士・歯科技工所数(平成28年末現在)」

歯科技工士数  :34640

技工所就業者数 24972

歯科技工所数  :20906

 

上記から、一歯科技工所の平均労働者数は1.2人である。

これは5件の歯科技工所の中の1件に、一人の勤務者がいる事になる。

実際には8割が一人歯科技工所では無く、多数を雇用している歯科技工所があるため一人歯科技工所は9割を占める。

働き方改革もしくは改正労働基準法は経営者には関係ないことであり、経営者は国の労働関係の制約を受けないため何時間でも労働できる。歯科技工業界において現状のままで働き方改革が施行されれば、益々一人歯科技工所を増やす方向に向かうのだろう。

 

2018歯科技工士実態調査


歯科技工を続ける上での問題点
「低価格、低賃金」83.1%

「長時間労働」69.7%

 

 

 

(加藤の一言)

現在、厚生労働省では歯科技工士の養成・確保に関する検討会が開かれているが、すでに2018歯科技工士実態調査でその問題点は明らかになっている。

「低価格、低賃金」83.1%、「長時間労働」69.7%である。

9割が一人歯科技工所で構成されている歯科技工業界は、今回政府が推進している働き方改革からはすでに外れており、「低価格、低賃金」改善の有効手段にはなり得ない。そして何故「長時間労働」になるかと言えば、「低価格、低賃金」であるからである。

 

厚労省は検討会より、まずは初心に返り「大臣告示料金7:3の厳格化」を進めれば良いのではないだろうか。