冬は空気が乾燥して、感染症が流行する季節。

先月からはインフルエンザが大流行していますね。

身近な家族が罹患された方やお子さんが学級閉鎖だったなんて方も多いのでは、、、?

そこで今回は感染症と歯磨きの関係について取り挙げます。

インフルエンザ予防に歯磨きが効果あり⁉️

感染症対策と聞いて真っ先に浮かのは、手洗い・うがいなのではありませんでしょうか?
歯磨きと聞いてピンとこない方も多いと思います、、。
しかし歯磨きは感染症と関係があることは研究結果からも示されています。
 

ライオン株式会社のニュースリリースによると、

「歯みがき行動により唾液のインフルエンザウイルス不活化能が向上することが明らかにしました」*1

と報告されています。

 

 

 

簡単に言うと、歯磨きをすることで唾液がウイルスから体を守る力を発揮しやすくなることが判明しました❗️

 

特に注目すべきは

👉 お口の中の細菌数が減った人ほど、その効果が高かったという点です。

 

つまり、

歯みがきを丁寧に行う→口腔内の細菌数が減る→唾液の防御機能が働きやすくなる

という流れが考えられる、ということになります🧐

 

これだけは押さえて❗️歯磨きの効果的なやり方2つ

これまでの記事を読んで、歯磨きが感染症対策にも重要なことはわかったけど、どうやるのがいいの?

と思うかたもいらっしゃいますよね🧐

そんな方に必見の今すぐ役立つ歯磨きの効果的なやり方の最重要ポイント2つをご紹介します。

 

① 寝る前の歯磨きは丁寧に

お口の中の細菌は、寝ている間に増えやすくなります❗️

寝ている間は何も食べたり飲んだりしていないのになぜと思いませんか?

理由としては

  • 寝ている間は唾液が減ってしまうこと
  • 口呼吸で口の中が乾燥すること

が関係しているようです💦

寝ている間に口の中で細菌を増やさないためにも

寝る前の歯ブラシを丁寧にする習慣を作りましょう。

 

②歯と歯の間は「歯ブラシだけ」では不十分

実は、歯ブラシだけで落とせる汚れは約6割程度です😱

しっかり汚れを落としたと自分で思っていても約4割も汚れが残っている状態なんです。

そこで使えるのがデンタルフロスです。

何となく使うのめんどくさいな、、、と思う方も多いですよね。

でもデンタルフロスを併用することで、歯ブラシが届きにくく細菌の温床になりやすい部分までしっかりケアできるんです✨

夜の歯ブラシの際に、1日1回のデンタルフロスを取り入れてみてはいかがでしょうか?

(当院では歯間ブラシはあまりおすすめしていません。理由としては歯間乳頭(歯と歯の間の歯ぐき)を損傷させる恐れがあるからです。)

 

 

意外と見過ごしがちな歯ブラシの重要性、、、感染症にまで影響があるなんて驚きですよね❗️

日常生活の一部だからこそ、年末のこの機会にやり方を一度見直してみるのもいいかもしれません。

当院では予防プログラムとして歯科衛生士によるブラッシング指導も行っております。

ぜひこちらの記事もチェックしてください。

 

 

今年の冬は歯ブラシをしっかりして、年末年始を健康に乗り切りましょう☺️

 
 
出典:
*1

世界初※1、歯みがき行動で唾液のインフルエンザウイルス不活化能が向上することを確認 ライオン株式会社 2025年10月28日

https://www.lion.co.jp/ja/news/2025/5001 (参照 2025年12月15日)