表題画像//風雪に耐える当家の玄関//


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持ち家住まい。夫婦と娘の3人暮らし、小さな家でゆる〜く、なが〜く暮す事を趣味にしています。

◇ブログ作成者/🐼昭和の乙女◇


◇小さな家の間取り◇

建坪(約11坪)、延床(約17坪)、土地(約53坪、内裏庭18坪)、総2階。

2階建のワンルーム、一階リビング、ロフトあり、ウッドデッキあり、土間玄関(約5帖)あり、床下(約7帖)は収納兼書庫。


◇小さな家の仕様◇

注文住宅/ua値0.4w/m2k 断熱等級5、第三種換気、耐震等級2(雪国仕様)竣工2023年8月




 街並みと玄関

当家の所在地は住宅街。敷地の接道面に駐車場、奥に玄関。同じ通りの家屋の玄関は全て道路を向いています。よくある住宅街です。

街並みに違和感が出ないよう、玄関は接道面と並行に設置しました。
さらに、建築士Sさんはすでに建っていたお隣さんと当家の玄関のキワも合わせました。
そのあたり、建築士Sさんにうまく酌み取っていただけて良かっかったです。


玄関を90度とか家屋自体を45度西側に振る案も当初はありました。

45度振ると北風を受流し、洒落た外構を施すことができますが、街並みにはあいません。

玄関を90度にすると、居間が玄関から見えないのですが街並みにはあいません。


当家も街並みに倣い前庭駐車場、前庭玄関の配置としました。

建築士Sさんは建屋と下屋、窓と玄関扉の比率に注視して設計して下さいました。

そして人をを招きいれるような玄関になりました。ご近所付き合いし易い玄関です。



設計初期の間取り図

上下が北南、左右が西東





 光と風を通す北向玄関

当家の玄関と居間は直線配置。居間と玄関を繋ぐ扉はクリアガラスのため、居間の大窓を介して向こう側のお宅の緑の垣根が玄関からよく見えます。このため北向玄関ですが明るい日差しが届きます。
※予算の関係で気密断熱を保つ扉はクリアガラスとしました。

また、当家は風向きが南北に吹き抜ける地形でさらに南北に細長い土地です。
大窓、居間、玄関の直線配置の風通しは抜群です。ただ、花粉や虫を入れたくないので年に10日程しか開け放ちません。

北向きのため夏玄関に届く光は穏やか。玄関内の物品劣化を緩和します。冬は長く温かい光が玄関に差し込みます。




 収納容量と北向玄関


ここからが本題です。

当家の玄関は収納優先でした。設計時に建築士Sさんに玄関に置きたい物品をお伝えしました。リストを下記します。

・自転車2台。

・除雪ブラシスクレイパー

・スノーダンプ

・自動車スタッドレスタイヤ(4本)

・スコップ、シャベル

・ソリ

・農機具

・水栓シンク

・靴棚

・コートクローク

雪国では冬使う物品が多いのです。

降雪時に除雪用具が屋外で埋没しないよう、通年の日差しや風雨で劣化しないよう、屋内に保管を希望しました。

※タイヤ、冬季用スタッドレスタイヤです。


西側を出入り口としないことでコの字配置の壁を作り収納容量と出入のし易さを確保しました。





 費用と北向玄関


「意匠とコストバランス」

おそらく、建築士Sさんが当家の設計で最も悩んだテーマです。竣工時には「コスパがイイ家」となりました。



居住部分の内装と同じ素材を使用し、玄関と居住部分の意匠に統一感を持たせています。また、既製品や単一の材料を使い費用を抑えています。


外階段の段数を減らし、木組の階段にする。

踊り場をウッドデッキにする。

玄関の床面積を抑える。

使うコンクリートを抑えることで費用を減らしました。


内装にはMoiss、木製三層パネル、レッドシダーを使用。どれも意匠性は高く、安くはない建材ですが将来の改装や修理の費用を抑えるために使用しています。

 


内装材はこちら⬇

https://moiss.jp/ 


https://uenojyuken.co.jp/products/brand/admont-panel/ 



過去記事はこちら⬇


次回は「冬こそ本領発揮、当家の内玄関」について記事を書こうと思います。まだ、玄関について書いていきます。




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最後までお読み頂きありがとうございます。m(_ _)m

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除雪経験のない皆様へ参考資料です。

水分の多い雪が振る当地で使う道具です。↓