鎌倉山登山口の六處神社周辺の畦道でアザミが咲いているのを見つけた
アザミの由来は「あざむ」に由来するといわれている。あざむには「興ざめする」という意味があり、美しい花だと思って触れると、トゲがあって驚かされる。つまりは、「あざむかれた」ということ。漢字では「薊」と書く、
トゲがあるので、牛や馬もアザミを食べることはない。その為に、アザミだけが食い残されて、雑草として広がっていく。嫌われる事が多い花だ。
ところが不思議なことに、スコットランドでは、アザミは国花として愛されている。昔、スコットランドがノルウェーの大軍に攻められたとき、夜襲を掛けようとしたノルウェー軍の兵隊がアザミを踏んで悲鳴を上げたため、奇襲に気がついたスコットランド軍は大勝を収めることができた。そして、それ以降、スコットランドの人々を悩ませていたノルウェー軍の侵攻はなくなったという。こうしてアザミは国を救った花とされ、スコットランドの国花や紋章となっている。
スコットランド王 ジェームス6世の紋章
草やまの小径のところにいちりんの薊は咲いていて浅くしれぬように風はかよっていた
草野天平 初夏の日なか
薊の花を見たらいつも頭の中に中島みゆきの
アザミ嬢のララバイが聞こえて来るんだよね〜